「スポーツで日本中が一つになった瞬間は?」ダントツ1位はWBC第1回大会優勝
4度のアカデミー賞受賞を誇るクリント・イーストウッド監督の映画『インビクタス/負けざる者たち』の試写を観た観客を対象にアンケートを実施したところ、ワールド・ベースボール・クラシック第1回大会での日本代表優勝が、「スポーツで、日本中の心が一つになった瞬間」に選ばれた。
本作は、反アパルトヘイト運動に尽力し、南アフリカ共和国大統領となったネルソン・マンデラが、1995年に開催されたラグビーワールドカップで国民の心を一つにしようとした実話を描いた感動のヒューマンドラマ。今回のアンケートは本作の試写を観た1,500人を対象に実施。
映画にちなみ、「スポーツで、日本中の心が一つになった瞬間」を挙げてもらったところ、野球の世界一決定戦として2006年3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック第1回大会で、王貞治監督率いる日本代表選手が見事初代優勝国に輝いた瞬間が412票を集め、1位に選ばれた。アンケートには「イチローがすごい」(33歳/男性)「全員が一つのことを願い、喜びを分かち合ったから」(22歳/女性)など感動の声が寄せられた。
そして331票を集めて2位に選ばれたのは、こちらもワールド・ベースボール・クラシック第2回大会の日本代表連続優勝。不調のイチローが最後に決勝タイムリーを放った感動のフィナーレは「今回の映画と同じく、不利な状況から困難を成し遂げた」(32歳/男性)と本作との共通点あり。日本中を感動の渦に巻き込んだ決勝の日韓戦は視聴率36.4パーセントを記録し、「仕事が手につかなかった」(53歳/女性)人も多いのではないだろうか。3位は2002年に行われた初の日韓共同開催サッカーワールドカップ。4位は荒川静香が女性フィギュア初の金メダルを獲得したトリノ五輪、そして5位にはサッカーワールドカップアジア地区最終予選で起こったドーハの悲劇が選ばれた。
バンクーバー五輪、サッカー南アフリカワールドカップと2010年はビッグスポーツイベントがめじろ押し。それらの開催を前に『インビクタス/負けざる者たち』で一体感の感動を呼び戻してみては?
映画『インビクタス/負けざる者たち』は丸の内ピカデリーほかにて全国公開中