総合格闘家ボブ・サップがリメイク版『コナン・ザ・グレート』に悪役として出演
日本でK-1、PRIDEに参戦し、その親しみやすいキャラクターから多くのバラエティ番組にも登場したボブ・サップが、リメイク版『コナン・ザ・グレート』へ出演することが明らかになった。
映画サイトLatinoReviewが伝えたところによると、サップがヌーイメージ/ミレニアム・フィルムズとライオンズ・ゲート・フィルムズの新作『コナン』(原題)へ出演するとのこと。本作は、アーノルド・シュワルツェネッガーが主演した1982年の映画『コナン・ザ・グレート』をマーカス・ニスペル監督がリメイクするもので、サップは本作の悪役であるカラ・シンの部下であるウカファ役を演じる。ウカファは歯に金を入れた大男で、数々の戦で鍛え上げられた彼は、コナンと出会うまで戦闘で負けたことがなかったという設定だ。
映画『コナン・ザ・グレート』の原作であるロバート・E・ハワードの小説「英雄コナン(蛮人コナン)」シリーズは、基本的に一話完結の独立したストーリーで、物語によってコナンは年齢も立場も異なり、国王になったり、盗人だったり、冒険者だったりとさまざまである。今回の映画版も、シュワルツェネッガーの主演映画とは登場人物が異なるようで、カラ・シンに家族を皆殺しにされたコナンが復讐するストーリーになる。主人公のコナンには、テレビシリーズ「スターゲイト:アトランティス」のジェイソン・モモアが決まっており、コナンの父親コリン役としてミッキー・ロークが出演交渉中だ。
ウカファ役をめぐっては、アメリカのプロレス団体WWEに属するレスラーのシャド・ガスパードが同役のオーディションを受けたと先日MySpaceで明らかにしていたが、「ザ・ビースト(野獣)」として知られるサップの起用が決まったようだ。アーネスト・ホーストや曙太郎との対戦が印象深いサップだが、一時期はピザーラやジョージアなどの日本国内のCMに多数出演し、コミックやCDが発売されたり、映画『デビルマン』にも出演した。