舞台初出演の穂のか、虫に変身する森山未來に思わず「キモイ」
フランツ・カフカの名作を原作に、演劇界の鬼才スティーブン・バーコフが脚本・演出を手掛ける舞台「変身」が18年ぶりに日本で上演されることになり、5日、ル テアトル銀座 by PARCOで主演の森山未來、穂のか、永島敏行が抱負を語った。
ある朝、巨大な虫に変身した主人公グレゴール・ザムザ(森山)と、その家族(穂のか、永島ら)が不条理な運命に翻ろうされる姿をシュールに描いた舞台「変身」。1969年にバーコフ自身が主演も務め、日本では1992年に宮本亜門がザムザを演じた人気舞台だ。森山は、「カフカやバーコフの世界観を理解するのに必死。頭も体も使っています」と独自な演劇スタイルに果敢にチャレンジしているとコメント。一方、舞台初出演の穂のかは、「右も左もわからない状態」と緊張した様子だったが、森山から「台本、(書き込みで)真っ黒だもんね」と熱心さを暴露され、テレた表情を浮かべていた。
そんな穂のかは、実は虫が大嫌いなんだとか。肉体を駆使した森山の熱演に尊敬のまなざしを送りつつ、「妹という役柄から見ると、キモいですね……」と本音をポロリ。これには森山も思わず苦笑だったが、「女優として華がある。こんなアクが強い作品が初舞台だなんて、とてもすてきな初体験だと思う」とエールを送った。
舞台「変身」は3月6日よりル テアトル銀座 by PARCOで公演