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ジム・キャリーが壮絶激ヤセ役づくり!懲役167年で服役中、実在の天才詐欺師を命懸けで演じる

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映画『フィリップ、きみを愛してる!』のジム・キャリー
映画『フィリップ、きみを愛してる!』のジム・キャリー - Photos:Patti Perret (C) 2009 EUROPACORP

 数々のヒット作に出演するハリウッド随一のコメディアン、ジム・キャリーが俳優として新境地を開いた映画『フィリップ、きみを愛してる!』について、「製作にお金を払ってでもいいから、どうしても出演したかった」とその強い思い入れを明かした。

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 本作はIQ169を誇る天才詐欺師スティーヴンが、一目ぼれしてしまった心優しきフィリップに、たった一言「愛してる!」と告げるためだけに脱獄を繰り返すという一風変わったラブストーリー。実話を基にしており、主人公のモデルである実在の詐欺師スティーヴン・ラッセルは、詐欺と脱獄を繰り返した結果、167年の懲役を科せられ、現在もテキサスの刑務所に収監されている。

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 主人公のスティーヴンを演じるジムは、「ごくごくまれに、何もする必要がないと感じる脚本が存在する。すでに出来上がっていると思えるんだ。今回の作品がまさにそれだった」と本作の脚本を読んだ感想を語り、「そう感じたのは、映画『トゥルーマン・ショー』、『エターナル・サンシャイン』、そしてこの作品だよ」とも。脚本の読後すぐさま、スタッフに「製作に自分がお金を払ってもいいから、どうしても出演したい」と電話を入れたという驚きのエピソードも教えてくれた。

 自分の愛を貫くために、手を変え品を変え、人々をだまし続けるスティーヴン。姑息(こそく)でズル賢いが、どこか憎めない主人公スティーヴンは、幅広い演技力で変幻自在に表情を変えるジムにとってまさにハマり役。役のシーンに合わせて壮絶なダイエットも経験した。「口にしたのはトマトジュースを少しと、サプリメントくらい。とりあえず死んでしまうことがないようにね(笑)。最もやせていなければならないメイン・ショットを撮る2日間は、水すらちょっとなめるくらいだった」と苦労も多かったようだ。ちなみにその2日間は完全に体力を消耗してしまい、まるで老人のようだったと振り返る。

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 ほれ込んだ作品に出演し、役づくりのためにはどんな苦労も惜しまないジムの俳優魂は、愛する人のために詐欺と脱獄を繰り返すスティーヴンのド根性に通じるものがある。そして相方のフィリップを演じるユアン・マクレガーとの相思相愛演技も必見。映画『フィリップ、きみを愛してる!』は、今まで誰も観たことがないジムの新たな魅力を堪能することができる傑作ラブコメディーといえるだろう。

映画『フィリップ、きみを愛してる!』は3月13日より新宿ピカデリーほかにて全国公開

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