『バットマン』シリーズ、ノーラン版は次回作で終わり?
映画『バットマン・ビギンズ』『ダークナイト』で新たなバットマン・シリーズを立ち上げることに成功したクリストファー・ノーラン監督だが、次回作が最後になる公算が高いという。
監督自身がロサンゼルス・タイムズ紙に語ったところによると、大ヒットを記録した映画『ダークナイト』の続編となる作品では、これまでのように次回作を予告するものではなく、「ノーラン版バットマン」最終作に相応しい締めくくりを考えているという。インタビューではクリストファー・ノーラン監督自身が監督するのかどうかも含め具体的なことは一切語らなかったが、シリーズの結末には大いに関心を寄せている様子だった。
ノーラン監督は、原作コミックスでは永遠に物語が終わらないことだけが不満の種だったらしく、自身が監督する映画版はきちんとした完結編を作ることでより映画の本質がわかることになるだろうと述べている。また、脚本を務めることが正式にアナウンスされているノーラン監督の実弟、ジョナサン・ノーランはすでにアイディアをいくつか思いついているらしかったが、「映像のなかのファンタジーに本物を見つけようとするのが僕たちの仕事だからね」と詳細はそれ以上口にしなかった。
『ダークナイト』の続編に関しては、ノーラン監督が全編IMAXカメラ撮影で撮影することを希望していることが明らかにされているが、製作開始時期やストーリーなど不透明なままだ。