新『明日に向って撃て!』製作決定!サム・シェパード、ニューマンの代わりにブッチを演じる
実在の銀行強盗ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの生きざまを描いた、アメリカン・ニューシネマの傑作『明日に向って撃て!』の続編が製作されることが明らかになった。
イギリスのインデペンデント紙が伝えたところによると、映画『明日に向って撃て!』の続編にあたる新作映画『ブラックソーン』(原題)の撮影が、4月からボリビアで行われるとのこと。前作でブッチを演じたポール・ニューマンが2008年9月に亡くなったため、本作でブッチを演じるのは実力派俳優サム・シェパードだ。物語は、年老いたブッチが、最後の仕事として強盗を成功させ、ボリビアからアメリカへ帰国しようとする展開だ。残念ながら、ブッチの相棒であるサンダンスは登場せず、エドゥアルド・ノリエガ演じる若いエンジニアに説得されて、ブッチは再び犯罪に手を染めることになる。『海を飛ぶ夢』のマテオ・ヒルが自らの脚本のもとメガホンを取り、古き良き時代のウエスタン映画として製作される。
ジョージ・ロイ・ヒル監督、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォード主演で製作された1969年の映画『明日に向って撃て!』は、アカデミー賞4部門を受賞し、2003年に国立フィルム保存委員会が、文化的・歴史的・芸術的に重要なフィルムとしてアメリカ国立フィルム登録簿に登録している。あまり知られていないが、1976年にテレビ映画として『続・明日に向って撃て!』、1979年に『新・明日に向って撃て!』が製作されており、今回製作される新作はシリーズ4作目ということになる。