押尾被告の逮捕で公開の危機 ADもひき逃げされたりと散々な目に…榊監督、公開に感無量
1日、映画『誘拐ラプソディー』の“公開前々夜祭”が新宿のライブハウスNaked Loftで開催され、監督の榊英雄と妻で本作の音楽を担当した榊いずみ、そして主題歌「元少年の歌」を提供した男性4人組ロックバンド、フラワーカンパニーズが登壇し音楽ライブやトークショーを展開した。
本作は高橋克典ふんする借金まみれのだめ男が、運悪くヤクザ組長の息子を誘拐してしまうという悲喜劇で、押尾学被告も出演していたが監督自身がその代役を務めたといういわくつきの作品。ちなみに監督の榊は多数のドラマや映画に出演する俳優でもある。客でいっぱいのライブハウスに黒の革ジャン、黒のニット帽できめてきた榊が登場し、「これだけ集まっていただきありがとうございます。9月には、あるいろんなことがありまして撮り直しました。本当はお正月映画の予定でしたが、今の時期になってしまいました。でもやっと公開されます。ありがとう」と日本中を騒がせたあの事件のことをほのめかしつつ作品をPRした。フラカン目当てに集まった観客に対しては、「ちなみにこの映画知ってます？(押尾被告以外の)ポジティブな宣伝見たことあります？」と問いかけブラックな笑いを誘っていた。また、撮影中に通行の車を止めていたADがひき逃げされるなどの仰天エピソードも披露した。
その後、いずみさんとフラカンによるジョイントライブあり、主題歌も披露され盛況のうちにフィナーレを迎えた。
映画『誘拐ラプソディー』は4月3日より角川シネマ新宿ほかにて全国公開