山田洋次監督、武田鉄矢が34年前の青春を思い出す!『幸福の黄色いハンカチ』の続編は高倉健次第?
7日、高倉健主演で第1回日本アカデミー賞など数々の賞に輝いた名作映画『幸福の黄色いハンカチ』のデジタルリマスター版の劇場公開を記念し、監督の山田洋次と出演の武田鉄矢が東劇で行われたトークショー付き特別試写会に参加した。
劇場内に設けられた幸福の黄色いハンカチ広場に登場した山田監督と武田は、飾り付けられたハンカチや展示された撮影に関する品々を観賞しながら、34年前の撮影当時を、「あのころは青春だったなぁ」と懐かしんだ。また、黄色いハンカチにおのおのメッセージを記入しボードに張り付けるパフォーマンスも見せた。
自身の作品がデジタル処理でよみがえったことに山田監督は、「感無量。前に観てもらった人にもまた観てもらいたい。すごくきれいな映像になっているから息子や娘を連れて来てほしい」と感慨深げに語った。
一方、この作品で映画デビューを果たした武田は、「僕の場合はここからすべてが始まった。黄色いハンカチは本当に幸福の旗。だってこの映画に出てから芸能界で食えるようになったんだもの」とコメントし、笑いを誘った。
本作の続編を撮るつもりがあるか問われて監督は、「(主演の高倉)健さんがやるって言えば喜んでやる」とますます意欲的。その後、高倉から届いた「撮影当時のことをいろいろと思い出しています」とのメッセージを武田が代読すると客席からは拍手が起こった。
映画『幸福の黄色いハンカチ』は4月10日より東劇ほかにて全国公開