ブルース・リーが生前企画していた『サイレント・フルート』が映画化決定
『燃えよドラゴン』などでおなじみのマーシャル・アーティストの第一人者ブルース・リーが、1973年に亡くなる前に企画していた作品『ザ・サイレント・フルート/The Silent Flute』(原題)が、映画化されることになった。『ポリス・アカデミー』シリーズや『ロシア・ハウス』などを手掛けてきたプロデューサーのポール・マスランスキーが、香港に拠点を置くプロデューサー兼俳優のベイ・ローガンのプロダクション、B&Eプロダクションズと組んで製作する。
ポールは、1978年にも同作をデヴィッド・キャラダイン主演のもと、タイトル『サイレント・フルート』として製作している。今回は、そのときに共同製作をした故人サンディ・ハワードの妻、アーリン・ハワードから映画化権を得たようだ。脚本はポールの息子、サーシャ・マスランスキーがブルース・リーの企画を基に、新たに執筆する。製作は、ベイ・ローガン、サーシャ・マスランスキー、カート・フェスケが行い、ポール・マスランスキーはエグセクティブ・プロデューサーを担当することになっている。
オリジナルのストーリーは、カンフーの試合に敗れた主人公が修業の旅先で、盲目の武道家と出会い、その主人公の運命が変わっていくという物語。今回の製作に関してポールは、「ブルース・リーのオリジナルの概念にある芸術性と哲学性を讃えながら、これまで観たことないような、新しいマーシャル・アーツ映画を製作することを約束します」とコメントしている。