美人看護師とクールな女戦士!目力美女の渡辺奈緒子、コンプレックス明かす
中高生の圧倒的な支持を受けて、スマッシュヒットを記録した映画『リアル鬼ごっこ』の続編『リアル鬼ごっこ2』に出演する渡辺奈緒子が、目力の強い女戦士を演じたときのことを振り返った。
渡辺は、2006年の映画『東京大学物語』、ハリウッド映画『SILK』『少林少女』などに出演してきた新進女優。北野武監督の映画『アウトレイジ』、阪本順治監督の映画『行きずりの街』の公開も控える注目株だ。
現実世界では病院の看護師、そしてパラレルワールドではクールな女戦士と、二つの世界で真逆の性格を演じ分けた渡辺。謎の独裁者が支配し、佐藤さんが迫害されるパラレルワールドの中で、レジスタンス軍として戦う佐藤美沙という役は、とにかくクールでカッコ良い役柄である。本作のメガホンをとった柴田一成監督のイメージは、海外ドラマ「LOST」や映画『ワイルド・スピード』『アバター』などに出演するハリウッドの女優ミシェル・ロドリゲスだったという。「女性から見てもこの女性はかっこいいなと思えるようなカッコ良さ、雰囲気を醸し出すようにと言われました」と語る渡辺だが、実際の彼女は、はかなげで柔らかな雰囲気。一見クールな印象の渡辺だが、話してみるとチャーミングな笑顔が魅力だ。「普段のわたしからは考えられないんですけど、逆にそれが良かったのか、すんなりとパラレルワールドに入ることができました。声も少し高さを押さえて、ゆっくりしゃべるようにしましたね」と美沙を演じる上で話し方に気を付けたことを明かした。
映画を観ていて思うのが、彼女の目力の強さだ。その瞳の奥にしっかりとした意志の強さを秘めているようにも見える。「昔は目がきついことで勘違いされたり、誤解する人も結構いたので、コンプレックスだったんです。でもこの仕事を始めるようになってから、目を褒めてもらえたことがあって。自分では気付いていなかったんですが、言葉にしなくても、目を見れば何を考えているのかわかると言われたんです」と話す通り、映画の中でも彼女の目力には吸い込まれそうな魅力があった。そんな渡辺は、尊敬する女優として、余貴美子の名前を挙げた。渡辺は、「映画ごとに違う顔を見せていて、主演でなくても存在感がすごいですよね。映画『ヌードの夜』を観たときに、ヌードにも果敢に挑戦して、お芝居していて。かっこいい生き方をしているなと思いました。憧れています」と彼女の今後の活躍の期待も高まるコメントをした。
本作は、山田悠介の同名小説の映画化作品『リアル鬼ごっこ』のその後を描いたサバイバルアクション。佐藤姓を持つ人が、鬼に捕まらないように逃げ回る「リアル鬼ごっこ」に強制的に参加させられてしまった佐藤翼(石田卓也)たちが、現実世界とパラレルワールドを股にかけた極限の鬼ごっこに身を投じることになる。
映画『リアル鬼ごっこ2』は6月5日より全国公開