クリステン・スチュワート、ヒッピーのバイブル「路上」の映画化作品へ出演
大ヒット映画『トワイライト』のベラ役で人気のクリステン・スチュワートが、シリーズ3作目『エクリプス』とシリーズ4作目『ブレイキング・ドーン』(原題)の合間に、別の映画へ出演することが明らかになった。業界紙ハリウッド・リポーターやUSAトゥデイなど複数のメディアが、新作映画『オン・ザ・ロード』(原題)へクリステンが出演すると報じた。
本作は、ビートニクを代表する作家ジャック・ケルアックの小説「路上」を映画化するもので、若い作家サルが破天荒な友人らと共にアメリカ大陸を放浪する姿を描くストーリーだ。「路上」は、ケルアックがウィリアム・バロウズやニール・キャサディらと旅をしたときの体験をもとに描かれた自伝的小説で、ヒッピーたちから熱狂的な支持を得て、「ヒッピーのバイブル」と呼ばれた。また、ジム・モリソンやボブ・ディランなどのミュージシャンにも多大な影響を与え、「路上」がなかったらドアーズは生まれなかっただろうとさえ言われている。
クリステンは、主人公サルの友人ディーン・モリアーティの妻を演じる。ディーン役は、話題作『トロン:レガシー』で注目のギャレット・ヘドランドが演じ、サル役は『コントロール』のサム・ライリーが演じる。撮影は8月1日からニューオーリンズとモントリオールで行われ、監督は『モーターサイクル・ダイアリーズ』のウォルター・サレスがあたる。
『トワイライト』シリーズの最終章『ブレイキング・ドーン』(原題)は、アカデミー賞2部門を受賞した映画『ドリームガールズ』のビル・コンドン監督がメガホンを取ることが正式に発表されたばかりだ。『ブレイキング・ドーン』(原題)の全米公開日は、2011年11月18日を予定しており、今秋から撮影が開始される。シリーズ最終章である同作は、原作も長編なため、2つの映画に分割されて製作されているのではとうわさされているが、現在のところ正式発表はされていない。シリーズ3作目『エクリプス』は、6月30日に全米公開。日本では、2010年に公開されることが決まっている。