タモリが片目で熱演!アイパッチ姿で愛川欽也と主演するコメディー映画、神保町シアターで上映!
神保町シアターで5月15日から6月18日まで開催される特集上映「喜劇映画パラダイス」の中で、サングラスを掛ける前のタモリと愛川欽也が出演した映画『喜劇役者たち 九八とゲイブル』(1978)が上映されることがわかった。本作が上映される5月23日には、上映終了後、当時の二人についての話も聞けるトークイベントが開催されるという。
ちなみに“サングラスを掛ける前のタモリ”と言っても、タモリの完全なる素顔が見られるというわけではない。タモリはサングラスを掛ける前、片目を覆う、青や黒のアイパッチをしていたが若い世代にはその姿を知る人も少ないかもしれない。少なくともこの映画は、それを知らなかった人にとって、タモリの片目を見ることができるチャンス! ということになる。
本作は、4月に亡くなった井上ひさし氏の短編小説の映画化作品で、浅草のストリップ小屋を舞台に、タモリと愛川欽也がふんするコメディーチームが売れっ子になっていく姿を描いた作品。赤塚不二夫氏がおでん屋のおやじとして出演し、あき竹城がヌードを披露しているとか……。タモリの昔の芸を見ることができるのも見どころだ。
トークイベントには、メガホンを取った瀬川昌治、ギャグ構成を担当した「面白グループ」の一人、高平哲郎が出席し、当時のタモリ、愛川欽也、赤塚不二夫氏などの話を聞かせてくれる予定。
なお、この特集では、エノケン、ロッパに金語楼、クレイジー・キャッツにドリフターズ、そしてトニー谷に三木のり平、脱線トリオに立川談志……と昭和の銀幕にあふれていた喜劇人の笑いが盛りだくさんの36本上映される。この映画館の門をたたけば、笑いでノスタルジアに浸る貴重な感覚を楽しむことができるだろう。
「喜劇映画パラダイス」は5月15日から6月18日まで神保町シアターにて開催
映画『喜劇役者たち 九八とゲイブル』トークイベントは5月23日の上映終了後、瀬川昌治監督、高平哲郎(編集・演出家)を招いて開催される(司会は娯楽映画研究家の佐藤利明)。