過激同性愛描く日本で初めてR15指定を受けたドラマ「Lの世界」はこれで終了!主要キャストたちがお別れ
ロサンゼルスを舞台に、レズビアンやバイセクシュアルの女性たちの本音を赤裸々に描いたドラマ「Lの世界」がファイナルシーズンを迎え、キャサリン・メーニッヒをはじめとする主要キャストたちがお別れコメントを発表した。
ドラマ「Lの世界」は本国アメリカではもちろん、日本でも一大ムーブメントを巻き起こした美しく知的な女性たちによるテレビドラマ。日本で初めてR15+指定を受けたドラマとしても話題になったが、6年間続いたシリーズもとうとう終了。主役の一人、ベット・ポーターを演じたジェニファー・ビールスは、「わたしたちがやり遂げたことをとても誇りに思うわ。自分たちの持っているもののすべてを出し切ったと感じられたから、最終的にはとても満足のいくものになったと思うしね」と6年間続いたシリーズの出来栄えには満足しているようだった。
主要キャストの中でも特に人気の高かったシェーンを演じたキャサリン・メーニッヒはこのドラマでかけがえのない友情を得たようで、「最高の時を友人たちと過ごすことができて、6年この番組をやってきたのは素晴らしかった」と感激を言葉にした。ユーモアとウィットに富んだ語り口で盛り上げ役として活躍したアリスを演じたレイシャ・ヘイリーも劇中の明るさとは裏腹に「わたしたちは毎年撮影のために夏を一緒に過ごして、お互いの顔を見てきたの。永遠に続くように思えていたからさよならを言うのはとても悲しいわ。でも心の中では、『また夏には彼女たちと会うの』っていう気もしているのよ。そんなことはないのにね」と一抹の寂しさも感じているようだった。
一方で、小説家として波乱の人生を生きるジェニーを演じたミア・カーシュナーは仲間を褒めちぎっており、「この番組で一緒に仕事をした女性たちはみんな、それぞれとてもダイナミックでスマートで優雅な女性なの」といやなヤツという役のイメージとはまったく違った、ミア本人の顔をのぞかせた。キット役のパム・グリアも「『Lの世界』は永遠なのよ。歴史に残ると思うわ」とこのドラマがどれほどのインパクトを持っていたのかを強調。これまであまり描かれることのなかった女性の性についての本音を描くことで成功した「Lの世界」。ここから旅立つキャストの今後が楽しみだ。
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