『告白』2日で2億超えでどっかーんとトップに降臨!『アリス』が首位から陥落
映画週末興行成績
今週は松たか子主演の映画『告白』が首位を獲得。邦画作品の首位獲得は、4月5日付の『映画ドラえもん のび太の人魚大海戦』以来、邦画の実写で考えると、昨年の10月26日付の映画『僕の初恋をキミに捧ぐ』以来のこととなる。全国266スクリーンの公開で、初日2日間の興収は2億6,983万5,200円、動員は19万4,893人という結果となった。テレビCMでラストシーンを見せてしまうという斬新な宣伝戦略が功を奏し、文字通り「どっかーん!」とトップに躍り出た。
2位に初登場ランクインとなったのは、「超・電王シリーズ」第2弾となる『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超電王トリロジー/EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル』。全国211館で公開され、初日2日間の興収は1億9,434万350円、動員は16万6,146人となった。さらに5月22日公開の「EPISODE RED」と合わせたシリーズ累計では、55万3,095人を動員している。
3位も初登場で、映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』。特に都市圏の女性層を中心に圧倒的な興行を見せており、金土日の3日間で興収約2億7,507万2,000円、動員が20万2,697人を記録した。本作のプロモーションで主演の4人がそろって来日を果たすなど、一般的な認知度も大幅に上がった。前作は世界興収で約400億円、日本では約18億円のヒットを記録しただけに、前作を超える成績が期待される。続いて4位は、7週連続で首位を独走していた映画『アリス・イン・ワンダーランド』が一気に4ランクダウン。全国的に6月3日、4日をめどに上映回数を減らしたシネコンが多かったため、その勢いが緩やかになってしまったようだ。
続いて5位も初登場。堤真一主演の映画『孤高のメス』は、全国256スクリーンで公開され、興収7,458万6,600円、動員6万2,263人となった。堤真一、夏川結衣らを中心に全国的なプロモーションを敢行。作品の前評判は良いだけに、これからジワジワと口コミが広がればさらなる広がりも期待できるかもしれない。続いて6位は映画『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』が4ランクダウン、7位は公開5週目となる『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』が4ランクダウンとなった。また、8位は映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』が3ランクダウンとなったが、16日間で累計興収2億7,500万円を記録した。そして9位は映画『座頭市 THE LAST』、10位は映画『ボックス!』がそれぞれ3ランクダウンとなった。そして前作がスマッシュヒットを記録した映画『リアル鬼ごっこ2』は11位という結果になった。
今週末は映画『アイアンマン2』『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』『FLOWERS フラワーズ』『クレイジー・ハート』『ACACIA-アカシア-』『アウトレイジ』『ねこタクシー』などが公開となる。(取材・文:壬生智裕)