成田空港は厳戒警備!上映中止になった『ザ・コーヴ』主演者オバリー氏が来日!「日本が大好きです」
日本のイルカ漁を描いた映画『ザ・コーヴ』が度重なる抗議活動や街宣予告を受け、東京での上映中止に追い込まれたが、そんな中、本作にナビゲーターとして出演しているリック・オバリー氏が来日を果たした。オバリー氏の来日は前々から決まっていたことだったが、『ザ・コーヴ』が東京と大阪の映画館で上映中止になったことを受けて、成田空港には多くの報道陣が駆け付けた。
成田空港では抗議活動にも備え厳戒態勢で警備に臨みオバリー氏を迎えた。16時ごろ、マイアミ発の飛行機で成田空港に到着したオバリー氏は成田空港の第二ターミナルで急きょ囲み取材に応じ、複雑な気持ちを吐露した。オバリー氏は第一声「日本に戻って来ることができてうれしいです。わたしは日本が大好きなんです」とコメント。そして、『ザ・コーヴ』の上映中止については、「可能であれば、日本の劇場に協力していただき上映してほしい。この映画はアカデミー賞以外でも、世界各国で多くの賞を受賞している映画。これは、この映画のエンターテインメント性の高さを物語っていると思います。決して日本へのバッシング映画ではないということをわかっていただきたい。ぜひ多くの日本の方々に観ていただきたいと思っています」と上映の協力を訴えていた。今日のオバリー氏の来日については関係者が細心の注意を払い警備にあたったため成田空港に特に大きな混乱は起こらなかったようだ。
なお、オバリー氏は滞在中、映画のPRのためにインタビューなどに応じる予定。