北野武監督、妖艶ベッドシーン演じた椎名桔平に「普通にやって」とアドバイス!その裏には壮絶トラウマが!?
12日、新宿ミラノで映画『アウトレイジ』の初日舞台あいさつが行われ、監督・脚本・編集・主演を務めた北野武のほか、出演の椎名桔平 、加瀬亮、三浦友和、國村隼、杉本哲太、塚本高史、中野英雄、石橋蓮司、小日向文世が登壇した。
舞台あいさつが始まると早速「監督の山田洋次です」とボケてみせた北野監督は、「キャリアのある役者さんをそろえると、撮影がすごく楽!」とぶっちゃけた。妖艶なベッドシーンを演じた椎名に対しても、「普通にやって」としか指示しなかったそうで、椎名も「正直、困りました……やりましたけど!」とプロ根性を見せたことを明かした。
実は北野監督、崔洋一監督の映画『血と骨』に出演した際、自身と鈴木京香とのベッドシーンを撮影する前に、リハーサルで崔監督ともう一人の男性スタッフがその見本を見せてくれたそうで、「太った男二人のカラミを見せられて、まさに地獄絵図だった」と壮絶な(?)トラウマを告白。また、豪華キャスト陣がキレた演技でヤクザ役になりきる本作について、「楽屋でマリファナ炊いておいて、後はみんな勝手にやって(演じて)帰っていった」と危険なジョークでさらに場内をヒートアップさせ、当初、椎名が演じるはずだったシーンを「自分の出番が少なくなっちゃって」という理由で、自分の出演シーンにしてしまったと暴露! この事実は椎名本人も知らなかったそうで、椎名も驚きを隠せない様子だった。
『アウトレイジ』は北野武監督の15作目となる本格バイオレンス・アクション。タイトルは「極悪非道」を意味し、登場人物すべてが悪人という異色の設定のなか、ヤクザたちが生き残りを賭け、裏切りや駆け引きなど壮絶な権力闘争を繰り広げる。
映画『アウトレイジ』は全国公開中