板尾創路、70年代の特撮ヒーロー「電人ザボーガー」映画版で主演に!46歳のすごいアクション披露
1970年代に当時のちびっこたちを熱狂させ、「トランスフォーマー」の原典ではないかとささやかれるほどの熱狂的ファンを今でも獲得し続けている特撮ヒーロードラマ「電人ザボーガー」の映画版が制作されることが決定し、板尾創路が主演を務めることが発表された。監督は『片腕マシンガール』『ロボゲイシャ』の井口昇が務める。
「電人ザボーガー」は、「マグマ大使」「怪傑ライオン丸」を世に送り出した名門制作会社ピープロの制作で、1974年4月6日から1975年6月29日までフジテレビ系で全52話放送された人気戦闘もの。当初、低年齢層を意識したヒーローアクション活劇として作られたが、主人公・大門と変形型バイクロボット・ザボーガーの人間とロボットを越えた絆(きずな)など、重厚なドラマ性も充実し、現在も根強い人気を獲得している。
このたびの映画化で主人公・大門豊を演じるのは、初監督作『板尾創路の脱獄王』も評価が高く俳優としても独特の雰囲気を醸し出す板尾創路。物語は壮大なる2部作で構成され「青年期の章」「熟年期の章」を経て主人公・大門豊と「ザボーガー」の半生に渡る絆(きずな)を描くドラマとなっており、板尾はその「熟年期の章」の大門豊を演じる。
青年時代は「炎神戦隊ゴーオンジャー」などで活躍中の古原靖久が演じる。監督には、いまや日本のみならず海外ですさまじい人気を誇る『片腕マシンガール』『ロボゲイシャ』の井口昇。監督自身今までの作品とはケタ違いの最高額の総製作費をかけ、この壮大なる特撮オペラに挑む。
ヒーローとして主役を飾ることになった板尾はこの抜てきに、「自分の中では、ちょうどヒーローものから卒業のときに放映されていた作品なのできちんとは見てはいなかったのですが、当時からとても気になっていた作品でした。まさか今になってよみがえるとは思いもしませんでしたが、この作品は晩期大成的な作品なのでしょうね。映画版は2部に分かれていて、自分は25年後の後半の大門豊を演じるので、前半の大門を超える位の大門を演じ切りたいと思っています」と意気込みを語った。また、この大作に挑む井口監督は「当時のファンには喜んでもらい、なおかつ今の世代の人たちにも受け入れてもらえるような壮大なる特撮オペラを完成させます。板尾さんのアクションも無茶苦茶すごいのでご期待ください!」と現在46歳の板尾が繰り広げるものすごいアクションを予感させるコメントを寄せた。
そのほか脇を固めるキャストは、敵のΣの総帥、悪ノ宮博士に柄本明、その手下ミスボーグに山崎真実、主人公と共に悪を追う刑事を渡辺裕之が演じるほか、宮下雄也や佐津川愛美があっと驚く役に挑戦する。また大門の父・大門勇を演じる竹中直人の怪演にも期待。総製作費は3億円。完成は2010年内。公開は2011年春を予定している。
映画『電人ザボーガー』は主人公・大門豊が秘密殺人強盗機関Σ(シグマ)から地球の平和を守るため、イカす格闘術を駆使し「怒りの電流」を発生させ、亡き父が作った、変形型バイクロボット「ザボーガー」を操り共に日々闘い続ける痛快特撮ヒーロー物語。
映画『電人ザボーガー』は2011年春、2部作合体で全国公開