小栗旬、高所恐怖症を克服!映画『岳-ガク-』で150mの巨壁登りを落ちながらも見事達成
高所恐怖症にもかかわらず、小栗旬が挑んだ映画『岳-ガク-』が12日にクランクアップしたことがわかった。150mにもなる巨壁登りを達成した小栗は、本作への出演で、高所恐怖症を克服してしまったようだ。
3月14日に八ヶ岳でクランクインし、八方尾根、奥穂高岳、立山連峰など標高3,000mの名峰並び立つ日本アルプスを舞台に、過酷な雪山ロケを行ってきたという本作。原作コミックのファンだったという小栗は、高所恐怖症にもかかわらず、本作への出演を快諾。昨年末から山岳トレーニングに励み、当初予定になかった巨岳を登るシーンや懸垂下降のシーンが追加されるまでになった。
練習を含め、硫黄岳、城ヶ崎、幕岩、丹沢、八方尾根、栂池、立山、奥穂高、西穂高、三ツ峠の10峰の山々に登ったという小栗は、山梨県河口湖町にある標高1,700mの三ツ峠で撮影が行われた150mにもなる巨壁登りを見事達成。しかし、「巨壁を登るときは、目の前にそびえる壁に恐怖感がありました。練習中に一度壁から落ちてしまって、『ごめんなさい、あきらめてもいいですか?』って、のどまで言葉が出かかったんですけど、ここまでやってきたことが無駄になると思い、なんとか登り終えました」とやはり撮影では苦労したことを明かしている。
そんな撮影を乗り越えた今は、高所恐怖症をすっかり克服したようで、「クランクアップのとき、いつもなら『終わった!』とスッキリするんですけど、『岳-ガク-』は過酷な撮影が長く続いてスタッフとのきずなも深かったので、『終わっちゃって寂しいな』という気持ちです。高所恐怖症から始まりましたが、今では、ずっと山で撮影をしていたいくらいです」とコメントしている。
『岳-ガク-』は、登山者たちの命を守る山岳遭難救助隊の姿を描いた作品。小栗は、高度な山岳技術を持ち、山の恐ろしさを知る山岳救助ボランティアを演じ、長澤まさみが新米隊員役で本作を彩っている。ほかに佐々木蔵之介、石田卓也、市毛良枝、渡部篤郎が脇を固める。
映画『岳-ガク-』は2011年より全国公開