ホリエモン、拝金主義の自分を彷彿させる「クリスマス・キャロル」ミュージカルで初主演!
6日、南青山のスパイラルホールで、株式会社ドワンゴ ライブ事業戦略発表会が行われ、同社取締役夏野剛氏、株式会社ニワンゴ取締役・管理人の西村ひろゆき氏、本事業のエグゼクティブ・プロデューサーの片岡義朗氏、そして堀江貴文氏らミュージカルの主要出演者が登壇した。
今回発表される「ライブ事業」とは、動画投稿サイト「ニコニコ動画」とライブハウス、劇場などと結び、音楽イベントやミュージカルなどを映像生中継を行う新規プロジェクトのこと。2010年8月、渋谷のC.C.Lemonホールを会場に、ニコニコ動画で有名になった投稿者が一同に集まる音楽コンサートイベント「ニコニコ大会議2010夏~笑顔のチカラ~」、そして堀江氏が主演するニコニコミュージカル公演第1弾「クリスマスキャロル」など、次々と意欲的なプログラムを実施する予定となっている。同社取締役の夏野氏は「(株式会社ドワンゴも)今年の3月期で、やっと黒字になりましたが、われわれは進化を止めてはいけない。そこでリアルとネットが融合した新しいライブエンターテインメント事業という、いかにももうかりそうにない事業を始めます!」と力強く宣言していた。
本イベントの目玉の一つとして、昨年末にも映画化され大ヒットを記録したディケンズの名作小説「クリスマス・キャロル」をホリエモン主演でミュージカル化するという仰天発表も行われた。堀江氏演じる、宇宙ビジネスに身をささげるエゴイストで冷徹、拝金主義的なビジネスマン氷室が、ロケットを完成させるも、宇宙の安寧を願う天使たちによって爆発させられてしまう。そこで天使によって人間に戻るためのラストチャンスを与えられることになる。自分はどこで何を間違えたのか、彼の魂は時空を超え、己を省みる旅に出る……、という彼の半生が色濃く出た話だ。この芝居について、ひろゆき氏は「見たことのないものを作りたかった。堀江さんの言わないようなことを見られたら面白いかなと思って。堀江さんありきで、飲み屋で考えました」とその内容に自信を見せていた。堀江氏は「自分なんて恥をさらしまくりの人生ですから。ずっと社長をやってきたものですから、他人に指導されるのは、中学高校以来ですよ。これから半年くらいありますけど、心のぜい肉をそぎ落としたい。もちろん体のぜい肉も落としますよ(笑)」とぽっこりとした体型を気にしながらも、舞台初主演の意気込みを見せていた。
くしくも女性週刊誌で押尾被告が獄中からSOSメッセージを送ったことが話題になったが、「弁護士から彼を励ましてくれと連絡があっただけですよ。これから長くなると思うけど、君も若いんだから、やり直しはきく。ホームページを作ったって誰も聞く耳を持たないから、落ち着くまで、言いたいことは我慢したら、と言っただけです」と報道の真相を明かしていた。
ニコニコミュージカル公演第1弾「クリスマスキャロル」(仮題)は博品館劇場で12月22日~26日まで開催
音楽コンサートイベント「ニコニコ大会議2010夏~笑顔のチカラ~」は8月26日より渋谷のC.C.Lemonホールで開催