ジャッキー・チェンが11歳のヤング・ジャッキー・チェンを認定!ウィル・スミスの息子を「これほど才能のある子はいない」
『ベスト・キッド』(8月14日公開)の主演ジェイデン・スミスとジャッキー・チェンが、メキシコのカンクンで世界中から集まったジャーナリストの前で会見を開いた。1984年の同名作をリメイクした本作は、少年が北京でカンフーを特訓する設定に変更。ジェイデン・スミスのカンフー技には、師匠役を演じたジャッキー・チェンも絶賛する。
「これまで多くの人を指導したけど、ジェイデンほど才能ある子どもは初めて。3か月のトレーニングで信じられない上達をみせた。彼は“ヤング・ジャッキー・チェン”だよ。彼らの両親、ウィル・スミスとジェイダ・ピンケットに『ジェイデンを養子にとりたい』と申し出たくらいさ(笑)」 ジェイデンは現在11歳だが、大人顔負けの余裕の表情で質問に答えていた。以下は記者とのやりとりの一部。
記者「この作品のヒットで年上女性から愛されそうですが、心の準備は?」
ジェイデン「(余裕の表情で)そうだね……イエース!」
記者「ウィルとあなたはどちらがダンスが上手?」
ジェイデン「断然、僕だね」
記者「映画の中のキスは、私生活でのファースト・キス?」
ジェイデン「(きっぱりと)ノー! キスシーンの日はパパがいても、いなくても関係ない。僕はキスが得意だから」
記者「この会見でジャーナリストから攻撃されたら、倒すことができますか?」
ジェイデン「まずはこのテーブルをひっくり返して、(グラスを手に取って)この水を君たちにぶっかけるよ(笑)!」
終始、爆笑に包まれた会見だったが、さすがに11歳のため、時折、疲れた表情もみせるジェイデン。そのたびにジャッキーは彼のお下げにした後ろ髪をいじったり、アクビを連発するジェイデンの口をふさいであげたりしていた。また訛りの強い英語の質問にジャッキーが首をかしげると、すぐさま横でジェイデンが説明してあげるなど、映画以上にふたりの強い絆を感じさせる会見だった。カンクンにはウィル・スミスも同行したが、夜のパーティに一瞬、顔を見せたのみ。息子の大仕事を舞台裏でハラハラと見守っていたはずだ。(取材・文/斉藤博昭)
映画『ベスト・キッド』は8月14日より新宿ピカデリーほか全国公開