つかこうへいさんの遺言が公表 今年1月に「通夜、葬儀、お別れの会等も一切遠慮させて頂きます」
10日午前、肺がんのため、入院中だった千葉県鴨川市内の病院で死去したつかこうへいさんが、残していた遺言が公表された。
つかさんは、2010年1月1日付けで、「友人知人の皆様、つかこうへいでございます。思えば恥の多い人生でございました。先に逝くものは、後に残る人を煩わせてはならないと思っています。私には信仰する宗教もありませんし、戒名も墓も作ろうと思っておりません。通夜、葬儀、お別れの会等も一切遠慮させて頂きます。しばらくしたら、娘に日本と韓国の間、対馬海峡あたりで散骨してもらおうと思っています。今までの過分なる御厚意、本当にありがとうございます」と遺言を残した。
今年1月に肺がんに侵されていることを明かしたつかさんだが、それとほぼ同時期にこのような遺言を残していたことに驚かされる。そんな男気あふれるつかさんの早すぎる死が悔やまれる。