IMALU、映画初出演!「不安で怖かったから、決断に時間がかかった……」と揺れ動く気持ちを告白!!
16日、埼玉県内の高校で、来春公開予定の映画『ランウェイ★ビート』(仮題)の撮影現場が報道陣に公開され、瀬戸康史、桜庭ななみ、田中圭、桐谷美玲、IMALUが撮影の合間に報道陣の取材に応じた。
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高校生から社会人まで幅広い支持を集めたmaha(原田マハ)の人気小説を、映画『NANA』の大谷健太郎監督のメガホンで映画化した本作。高校2年生の転校生ビート(瀬戸)が、ファッションを通じて周りの人たちに大きな影響を与えていく様子を描きながら、夢を追い掛ける熱い思い、誰もが心に抱く「変わりたい」という願望、そして友情の大切さを描き出していく。この日、報道陣に披露されたのは、パソコンおたくでクラスのいじめにあっていたワンダ(田中)が、ビートのスタイリングによって変身。ひざ丈ほどのスカートをはいたメンズ・スカートファッションで教室に登場し、クラス中が驚く……、という前半のハイライトともいえるシーンだ。大谷監督が「登場のときはダダンダッダッダダンって感じでね」と指示をすると、田中も「『ターミネーター』みたいな感じですよね」と答えるなど、息もピッタリ。撮影も後半戦を迎え、さらに気合の入る大谷監督だった。
そして本作は、IMALUが映画初出演を果たしていることでも話題に。オファーを受けたときの気持ちを聞かれたIMALUは、「わたしは女優でもないですし、演技もやる予定ではなかったので、最初は何でわたしなのか不思議でした。だからすごく不安でむちゃくちゃ怖かったんです。だから決断するまで、すごく考えました。でも自分自身も新しいチャレンジなので、いい作品に出られて良かったなと思えるように成長したいなと思います」とコメント。そんなIMALUの起用理由を聞かれた大谷監督は、「夜はDJをやるというアンナは、自分の世界を持っている個性のある女の子のイメージなので、それをやれるのは普通の女子高生っぽくない人だなと思っていました。IMALUさんはファッションの世界でデビューされて、音楽でも自分の世界を持っているということで、この役にピッタリ。女優としてスクリーンで動いている姿を見てみたいなと思い、口説きました」と語った。
くしくもこの日は真夏日で、冷房のない教室は非常に蒸し暑かった。IMALUは、「秋冬の設定なんでタイツをはいているんですが、もちろん冷房もないですし、扇風機も使えない。初めてだったので、俳優というのは大変だなと思いました。最後にはみんな疲れきって、大変そうで。でもそれが映画を作ることなんだなと思いました」としみじみ話していた。そして現在26歳と、5人の中で最年長の田中は、「みんな頑張っているなと思いますよね。暑い思いをしながらも、誰も弱音を吐かずに、みんなが楽しそうにしていていいなと思いました」と仲間をねぎらう田中の笑顔に、現場の雰囲気の良さが見てとれた。どのような映画に仕上がるのか、今から楽しみだ。
映画『ランウェイ★ビート』(仮題)は2011年春公開予定