ニール・ジョーダン監督、ブッカー賞候補の小説を映画化
ニール・ジョーダン監督が、イギリスの権威ある文学賞、ブッカー賞に候補作品として名前が挙がったポール・マーレイの小説「スキッピー・ダイズ」の映画化で監督と脚本を務めることになった。
この作品は、ダブリンのカトリック校を舞台にしたコメディで、寄宿舎で暮らす14歳の少年たちをめぐる物語。インディペンデント紙の書評では、「にぎやかで楽しいスクール・コメディであり、内容も豊か」と好評を得ているが、一方で「暗い部分に触れることもある」とダークな一面もあるよう。またテレグラフ紙でも「ダイナミックで驚異的な、ウィットに富み、心を締め付ける小説」と高い評価を得ている。これまで映画『クライング・ゲーム』や『プルートで朝食を』など豊かな心象描写で観客を魅了してきたジョーダン監督だけに、少年たちの姿をいかにスクリーンに映し出すか楽しみなところだ。