夏帆や山本裕典以上の大歓声、大人気のきな子! でも舞台上ではマイペースに大あくび
14日、映画『きな子~見習い警察犬の物語~』の公開初日舞台あいさつが丸の内ピカデリー2で行われ、出演者の夏帆、戸田菜穂、山本裕典、小林義則監督らが登壇して満員の観客に向けてあいさつを行った。
お盆で帰省ラッシュのまっただ中にもかかわらず、客席を埋め尽くす観客に登壇者たちは驚きつつも感激しきり。清楚なドレスを着て登場した夏帆は「今日から初日ということで、不安だったりドキドキだったりいろんな気持ちがあったが、この映画は私自身とても大好きなので、皆さんに観ていただけることを嬉しく思います」とおしとやかに心境を語った。
一方、夏帆の先輩訓練士を演じた山本は「実は…僕は犬が苦手だったんです」と衝撃告白をして会場を驚かせる。しかし撮影を通じて犬嫌いを克服することができたようで、撮影終了後には「(撮影中コンビを組んでいた犬を)持って帰らないか? と関係者に言われましたが、お断りしました(笑)」とまだ微妙な距離感があることを明かし笑いを誘った。
舞台あいさつの途中では、ドッグトレーナーの宮氏に連れられて犬のきな子が登壇。その愛くるしい姿に会場からは大歓声が飛んだ。普通、動物ものの映画は撮影に時間がかかるというが、宮氏はきな子の演技について「小さな犬ですが、スクリーンではそんなところを見せない大きい立派な役をしていた。100点満点をあげたいです!」と大絶賛。ところが当のきな子はあくびをしたりそっぽを向いたり、まるでひとごとのような様子に、会場は再び爆笑に包まれたのだった。
『きな子』は警察犬試験に何度も失敗しながらも、めげずに挑戦を続ける見習い警察犬と、その訓練士を目指す女性の奮闘を描いた感動作。香川県が生んだ“ズッコケ見習い警察犬”きな子の実話を基に、『アンフェア the movie』の小林義則監督が心温まる物語を作り上げた。
映画『きな子~見習い警察犬の物語~』は本日14日より丸の内ピカデリー2ほか全国公開