マイケル死すとも映画は死せず!映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』がラテン・アメリカ映画賞を受賞!
昨年急逝したマイケル・ジャクソンさんの幻となったロンドン公演を追った映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』のケニー・オルテガ監督がラテン・アメリカ系の作品や人々を対象にした第25回Imagen Awardsで、最優秀監督賞を受賞したことが明らかになった。
同映画賞は、エンターテインメント分野で活躍するラテン・アメリカ人やラテン・アメリカの作品を対象にした賞で、今年で25回目を迎えた。最優秀監督賞を受賞した『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』のオルテガ監督は、祖父母がスペイン人のラテン・アメリカ系アメリカ人。映画『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』の監督や、マドンナの「マテリアル・ガール」の振り付けを担当したことでも知られる才人だ。
また、最優秀映画賞に選ばれたピーター・ブラット監督の映画『ラ・ミッション / La MISSION』(原題)は、映画『デンジャラス・ビューティー』などのベンジャミン・ブラットが最優秀主演男優賞に輝くなど、3部門を獲得した。同作は、カリフォルニアのヒスパニック系住民区を舞台に、男が拳一つで生きる姿を描いた人間ドラマだ。
ほかにも、テレビシリーズ部門では、日本でも放送されている、キューバ系アメリカ人のダニー・ピノの出演するドラマ「コールドケース 迷宮事件簿」シリーズが最優秀作品賞に、ホンジュラスからの移民を両親に持つドラマ「アグリー・ベティ」のアメリカ・フェレーラが最優秀主演女優賞に選ばれた。
ラテン・アメリカというと日本人にはなじみがないかもしれないが、日本でも親しみのある作品や俳優がラテン・アメリカとかかわりがあることを知って驚く人も多いはず。9月には第7回ラテンビート映画祭も新宿バルト9ほかで開催されるなど注目度抜群のラテン・アメリカ。ラテンのノリならば、暑い夏も乗~り切~れる~?