映画『燃えよドラゴン』のアーナ・カプリさん、66歳で逝去 ブロンドの秘書役で知られる
ブルース・リーさん主演の映画『燃えよドラゴン』の女優、アーナ・カプリさんが8月19日に、交通事故がきっかけで亡くなったとザ・ハリウッド・リポーター誌が報じた。
アーナさんは、ブルースさんの世界的なヒット映画『燃えよドラゴン』で、主人公リーの敵・ハンの美人秘書・タニアとして出演し、人気を博していた。1979年を最後に女優活動を止めていたが、近年では映画の撮影中にアーナさん自身が撮影した『燃えよドラゴン』のドキュメント作品「アーナ・カプリフィルム」を部分的に発表するなどしていた。
アーナさんは、今月9日にハリウッドで車を運転している最中に5トントラックと衝突。そのまま意識が戻らず昏睡(こんすい)状態となっていたが、今月19日に帰らぬ人となった。アーナさんは生涯独身で通したという。
ハンガリーのブダペストで生まれたアーナさんは、11歳のときからアメリカのテレビを中心に活躍。60年代に入ると映画にも出演するなど精力的に活動していた。
女優活動はすでに引退していたが、映画『燃えよドラゴン』でのブロンド秘書役を記億している人は多いはず。交通事故をきっかけに亡くなったということでやり切れない気持ちも残るが、世代を超えて愛される映画に欠かせない女優として、アーナさんの存在は忘れられることはないはずだ。