ハリケーン・カトリーナから5年、ブラピがニューオーリンズについて語る
2005年8月末にアメリカ南東部を襲ったハリケーン・カトリーナから5年、俳優のブラッド・ピットがカトリーナの際に壊滅的な被害を受けたニューオーリンズの下9地区を訪れ、カトリーナについて語った。
ブラッド・ピット出演映画『イングロリアス・バスターズ』場面写真
NBCテレビのインタビューで、ブラピはハリケーンの直後に見た状況を語った。「とても言葉で言い表せない状況だったよ。ここに普通に家族がいて暮らしていたなんて信じられないくらい。カトリーナは倒壊した家屋の残骸(ざんがい)の山だけを残してすべてを持っていってしまったんだ。」と語ったブラピ。
何かしなくてはいけないという思いに駆られて2007年、ニューオーリンズの復興計画である「Make it Right」プロジェクトを立ち上げて、環境に優しいエコ住宅の建設に着手、150軒の家の建設を目指す。
「ニューオーリンズはその歴史から言っても独特な街。アメリカの始まりという歴史を知る意味でも貴重な発見がたくさんあるんだ。先人たちはここで自分たちのすみかを作ってきたわけだしね。僕も勉強を始めたところなんだ」とニューオーリンズの街にも触れ、自分の思いを語った。
ブラピの妻、アンジェリーナ・ジョリーも先日、パキスタンの洪水の災害者支援で10万ドル(約900万円、1ドル90円計算)を寄付したと報じられたばかり。スターたちによる世界中で相次ぐ自然災害への積極的な支援活動によって社会的な関心が深まり、少しでも苦しんでいる人々への助けになることを願わずにはいられない。また、一人の力は微力かもしれないが、関心を深め少しでも行動することはスターたちだけではなくわたしたち一人一人に課せられた「社会的責任」なのかもしれない。