ジャン=リュック・ゴダール監督、アカデミーの名誉賞を欠席する理由は?
映画『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』など数多くの名作を残してきたジャン=リュック・ゴダールは、今年11月に行われるアメリカ映画芸術科学アカデミーが主催するガヴァナーズ・アワードで名誉賞を受賞することになっていたが、どうやら同賞を欠席するようだ。
ジャン=リュック・ゴダール監督映画『アワーミュージック』場面写真
ハリウッド・リポーター紙によると、ゴダール監督の妻で映画『ゴダールのマリア』など脚本家兼監督として活躍するアンヌ=マリー・ミエヴィルが、「まず、ゴダールの年齢がアメリカを訪れない理由の1つ、もう1つは名誉賞が以前のオスカーのように、ほかの主要部門と同時にテレビ放映されずに、11月に行われること」などが理由であることを、彼ら二人が住むスイスを訪れたオーストラリアの新聞記者に答えたようだ。
さらに妻のアンヌは「わたしに、これはオスカーじゃないと言ってきたわ」と、ゴダール監督自身の言葉も付け加えている。
一方、同賞のエグゼクティブプロデューサーであるブルース・デイヴィスは、われわれはいまだゴダール監督と参加の是非の連絡が取れていないとしている。
だが現在、ゴダール監督は参加せずに、ゴダール監督のプロダクションで働く誰かを出席させるとみられている。