ミラ・ジョヴォヴィッチが、夫に「それだけは、いや!」と懇願したこととは!?
アクション映画『バイオハザード』シリーズで、9年間、ヒロインのアリスを演じ続けてきたミラ・ジョヴォヴィッチが、公私共にパートナーである、ポール・W・S・アンダーソン監督とともに作り上げた最新作『バイオハザードIV アフターライフ』の魅力を語った。
ミラは、「今回、前作の『バイオハザード III』から、3年ぶりに新しい作品が撮れることになったとき、一番うれしかったのはポールが監督してくれることだった!」と語り出した。シリーズの第一作を監督して以来、ミラの夫であるポールが9年ぶりにメガホンを握ることになったのだ。ミラは夫と共に、毎晩のように語り合いながら脚本を考えていたそうだ。「物語を東京からスタートさせたのも、ポールのアイデアなの! オリジナルのゲームは日本で生まれたし、何よりも東京はわたしのお気に入りの街だから!」。
意見が対立することもなく、夫との脚本作りが進む中、一度だけ、ミラが「それだけは、いや!」と、夫に懇願したことがあったという。それは、本作でミラが演じるアリスが持つ超人的なパワーを、本作では持たなくしてしまうという提案をポールがしたから。「もともと、アリスはT-ウイルスを取り込んだために、超人的な身体能力を得ていたの。でも、今回ポールは、そのパワーを作品の始めに奪い取ることを決めたのよ」。これまで、スクリーンの中で、そのパワーを使って、アンデッドたちをバタバタと倒してきたミラは、この提案に大ショック!「スーパーパワーを奪わないで! ってお願いしちゃったわ」と懇願したそうだが、結局はアリスが人間に戻ることを承諾したそうだ。
アリスが人間に戻ったことで、アクションシーンはいっそうすごみが増し、拳一つで戦うアリスはかっこいい! 「わたしは、アリスと共に成長しているの」という言葉通り、作品ごとに違うアリスを見せてくれるミラ。3年の間に娘も誕生し、母になったミラが体を張って表現した「女性の強さ」に期待してもらいたい。
映画『バイオハザード IV アフターライフ』は丸の内ピカデリーほか全国公開中