玉木宏らが演じる美しき男たちのねたみ、策略、そして禁じられた恋!男性が知るべき処世術?
たった一人の将軍に仕える3,000人の美男が集められた女人禁制の男の園・大奥を舞台にした映画『大奥』では、世にもまれな美男が競って将軍の愛を得ようと策略をめぐらしている。焼きもちを焼いたイケメンほど、手に負えない存在はこの世に存在しないのかも!?
男だけを襲う謎の疫病がまん延したために、男女の役割が逆転してしまった江戸時代を舞台に展開される本作。きらびやかな女人禁制の男の園・大奥は表向きの豪華さとは裏腹に、嫉妬(しっと)・嫌悪・策略のオンパレード。それでも、集められているのが皆イケメンであるせいか、あんまり粘着質に感じられないあたりはさすがイケメン(?)だ。
中でも玉木宏演じる松島は、美しさ・聡明さの点で秀でている超エリートだが、その分腹黒さも人一倍。将軍のお気に入りとなっての出世をもくろんでいる、大奥を中心に繰り広げられる策略の中心人物だ。その上司、佐々木蔵之介演じる大奥総取締・藤波も部下に負けず劣らずのクセモノで、なにやらお互い引かれあうものがあるようだが、もしかするとそれも策略の内なのかもしれない。権謀術数渦巻く大奥でのイケメンたちの身の振り方は、現代社会に生きるすべての男たちが学ぶべき処世術としても通用する?
3,000人の美男が集結する大奥を彩るイケメンたちだが、なんとマゲメンという別名があるらしい。そのマゲメンたちを演じるのは、新進気鋭の若手イケメン俳優たち。そんなイケメンなマゲメンたちをYahoo!映画の特集『大奥』内「マゲメンカウントダウン」で紹介している。毎日数人ずつ増えていくマゲメンたちはまだ陰謀の世界とは縁の遠そうなかわいい男の子たちだが、この子たちもいつか大奥で大人の男になるのかと思うと……少し、寂しい気もする。
本作は、第13回手塚治虫文化賞を受賞したよしながふみの人気コミックを、「木更津キャッツアイ」シリーズの金子文紀監督が映像化。女将軍を柴咲コウがなまめかしく演じるほか、彼女に接近する侍を二宮和也が好演する。野望や嫉妬(しっと)、策略に愛憎など、業が渦巻く濃密なドラマに期待だ。
映画『大奥』は10月1日より丸の内ピカデリーほか全国公開