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ソ連大使館からの抗議で急きょ公開中止!36年の時を経て『樺太1945年夏 氷雪の門』再上映決定!

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映画『樺太1945年夏 氷雪の門』に描かれる悲劇の電話交換手たち
映画『樺太1945年夏 氷雪の門』に描かれる悲劇の電話交換手たち - (C) 「氷雪の門」製作委員会

 7月17日からシアターN渋谷ほかにて全国順次公開されていた映画『樺太1945年夏 氷雪の門』が、9月18日より1日2回のアンコール上映されることがわかった。本作は、企画・製作に9年もの歳月をかけ、完成。終戦にもかかわらず、樺太に攻めて来たソ連軍の脅威にさらされながらも、最後まで通信連絡を行った電話交換手9人の悲しい最期を描いた戦争映画。1974年3月29日の公開目前に、ソ連大使館からの抗議により急きょ公開中止になったという幻の作品だ。

映画『樺太1945年夏 氷雪の門』場面写真

 『樺太1945年夏 氷雪の門』は、2004年、唯一残された貴重なフィルムが発見され、新しくデジタル処理を施し、2010年7月17日、36年のときを経て公開された。今回、9月18日から10月8日までシアターN渋谷での再上映が決まったほか、同じくすでに一度上映が終了している横浜ジャック&ベティにて、9月18日から10月1日まで、名古屋シネマスコーレにて10月9日から10月15日までの再上映が決定しており、そのほかの劇場でも順次再上映されていく予定だという。

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 配給の太秦は、再上映決定について、「樺太における最後の地上戦で起きた、9人の電話交換嬢の非劇を描いた本作を通し、歴史に耳を傾けたい、語り継ごうという空気を感じます」とコメント。前回上映時に見逃してしまった人は、幻の名作を観るチャンスかもしれない。

映画『樺太1945年夏 氷雪の門』は9月18日から10月8日までシアターN渋谷にて、9月18日から10月1日まで横浜ジャック&ベティにて、9月18日から10月1日まで名古屋シネマスコーレにて全国順次再上映

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