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『海猿』300万人超えでV3!『大奥』『ガフールの伝説』が初登場ランクイン!

映画週末興行成績

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やっぱり強い!『海猿』!!
やっぱり強い!『海猿』!! - (C) 2010 フジテレビジョン ROBOT ポニーキャニオン 東宝 小学館 エー・チーム FNS27社

 このたび、東京・横浜・川崎地域の洋画系ロードショー劇場74館における9月の興行成績が発表された。それによると、前年の同月比で総動員数が115.1%、総興収は125.3%と、前年度よりも大幅にアップ。夏の興行をけん引してきた映画『借りぐらしのアリエッティ』が公開12週目にして11位と、ベストテン圏外に落ちたことで、興行界はすっかり秋の気配だが、3D作品の勢いなどもあって、夏の勢いはまだまだ継続しているようだ。

映画『THE LAST MESSAGE 海猿』写真ギャラリー

 今週も映画『THE LAST MESSAGE 海猿』が3週連続でトップをキープ。土日成績は動員前週比84.4%と依然好調で、公開3週目を迎え早くも動員312万3,278人、興収46億8,497万4,400円を超えている。

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 続いて、よしながふみの人気コミックを嵐の二宮和也柴咲コウ初共演で映画化した『大奥』が初登場で2位にランクイン。客層は小学生から大学生の女性客が中心だが、そこから20代から50代までの映画ファン、さらに60代以上の時代劇ファンにまで客層は広がっており、早くもリピーターが続出している。初日の10月1日は映画サービスデーで入場料が1,000円だったことや、都民の日に重なっていたことから、金曜日の初日だけで動員17万人を突破。さらに初日と週末2日間を合わせたオープニング3日間の成績は動員39万5,703人、興収4億6,515万8,500円(土日成績は動員23万738人、興収2億9,740万900円)という成績となった。都市部から地方まで幅広い集客を実現しており、近年の時代劇映画の中では最高水準の数字。配給元のアスミックエースは「興収30億円を見込める」とコメントしている。

 3位は公開4週目の映画『バイオハザード IV アフターライフ』がワンランクダウン。そして4位は『君に届け』が2ランクダウンだが、累計動員は52万2,106人、累計興収は6億1,947万7,600円となった。続く5位は映画『十三人の刺客』も2ランクダウンとなったが、累計動員が62万7,810人、累計興収が7億2,541万9,060円と高年齢層に強い本格時代劇だけあって、平日の稼動が強く、これからの推移が楽しみだ。

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 そして6位は公開4週目となる『悪人』がワンランクダウン。累計動員は125万2,699人、累計興収は15億1,615万7,400円という結果になった。そして7位は『劇場版 機動戦士ガンダム00 (ダブルオー) -A wakening of the Trailblazer-』が公開3週目にして同順位をキープ。16日間の累計動員は42万1,155人、累計興収は5億7,398万8,500円となった。そして『BECK』は8位と前週より2ランクダウンだが、公開5週目にして累計動員が124万9,623人、累計興収16億590万1,850円を突破している。

 9位には市原隼人川島海荷ら人気若手俳優が日本語吹替え版の声優を務めたことも話題になった『ガフールの伝説』が初登場ランクイン。そして公開3週目となるジュリア・ロバーツ主演の『食べて、祈って、恋をして』が10位で、2ランクダウンとなった。

 今週末は、トム・クルーズキャメロン・ディアスの来日が話題になった『ナイト&デイ』、そして吉瀬美智子の悪女ぶりが話題の『死刑台のエレベーター』などがランクインを狙う。そのほか、『美女と野獣 ディズニーデジタル3D』『乱暴者の世界』『ブロンド少女は過激に美しく』『REDLINE』『冬の小鳥』『乱暴と待機』などが公開予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)

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