『ノルウェイの森』映画化は奇跡!村上春樹の承諾まで6年…プロデューサーの粘り勝ち?
12月11日より公開される映画『ノルウェイの森』の公式ツイッターで、小川真司プロデューサーが、6年の月日を費やした制作までの苦労を語った。12日より、公式ツイッターにて、「ノル森ノート」と題された奇跡の映画化が実現するまでの秘話のツイートをスタートさせた『ノルウェイの森』。その第2弾としてツイートされた一言に、プロデューサーの苦労がにじみ出た。
「僕たちの間では我々がしつこく映画にさせてくれとせまったので、村上さんが根負けしたのではないかというのが定説である(笑)なにせ、最初に村上さんに会ったのはかれこれ6年前になるのだ。今思い返すとものすごく長い道のりだったなぁ」と語った小川プロデューサー。村上の「ノルウェイの森という作品は自分にとって特別な作品であり、映像化は無条件でOKというわけにはいかない。でも、トラン監督の作品は好きで、とにかく会ってみようと思った」という一言から今回の映画化が実現に向かったそうだが、それまでの道のりには、プロデューサーたちの、村上を根負けさせるほどの努力があったようだ。
もはや映画化されることはないと考えられていた村上春樹の傑作を、小川プロデューサーいわく「しつこさ」で、奇跡の映画化までこぎつけた映画『ノルウェイの森』。主人公・ワタナベの喪失と再生のラブストーリーを、松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子、玉山鉄二といった俳優たちが、1960年代後半の、あの時代を見事に再現し、表現した。トラン・アン・ユン監督らしい叙情的な一作に仕上がっている。
映画『ノルウェイの森』は12月11日より全国公開