3週ぶりに首位奪還と『海猿』が強し!岡田将生と蒼井優主演の『雷桜』が初登場!!まさに時代劇の秋!!
映画週末興行成績
先週末の10月23日には第23回東京国際映画祭が華やかに開幕となった。日本映画界の一大イベントだけあって、新作の公開は控えめ。結果として、前週とさして変わらないランキングとなっている。そんな中、公開6週目を迎える『THE LAST MESSAGE 海猿』が3週ぶりに1位の座を奪取。累計動員は470万277人、累計興収は70億4,585万4,670円、前週比は80.7%と相変わらず降下率の少ない興行となっている。25日の月曜日時点で約70億9,300万円の興収を突破しているため、前作の興収71億円を突破することは間違いないだろう。
1位を奪取! 『THE LAST MESSAGE 海猿』ギャラリー
今週は首位から陥落し、2位となった『ナイト&デイ』だが、累計動員は129万6,544人、16億106万2,700円となった。前週比は77%ということなので、3週目を迎えたこちらもまだまだ勢いはある。そして3位は『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』が同順位をキープ。前週比82%の推移ということで、こちらも好調。続く4位の『エクスペンダブルズ』も同順位をキープで、累計動員が39万5,880人、累計興収が4億8,868万2,300円という結果になった。
続く5位『大奥』も同順位をキープ。4週目を迎え、累計動員が152万1,980人、累計興収が18億1,033万3,520円という結果になった。そして6位も『桜田門外ノ変』が同順位をキープ。公開5週目となる『君に届け』は今週も7位キープだが、動員100万人を突破している。
今週、唯一ランク入りを果たした新作が、岡田将生と蒼井優が時代劇に初挑戦したことで話題の『雷桜』。全国300スクリーンでの公開で、初日3日間の動員が6万8,922人、興収が8,614万8,460円をあげた(土日成績は動員5万492人、興収6,430万6060円)。身分の違いを超えたラブストーリーということで、観客の男女比はおよそ2対8。年齢別に見ると、10~20代という若い層と、40~50代という中高年層の支持を集めている。人気若手俳優のファンのみならず、時代劇ファンや、泣けるラブストーリーを期待した人などにも幅広く訴求しているようだ。また、蒼井と岡田がテレビやラジオ、ウェブ、新聞、雑誌などに多数露出。本作をPRしたことも本作の知名度を上げる要因になっている。本作を合わせると、今週はベストテンの中に時代劇が4作品ランクイン。「時代劇の秋」を印象づける今週のランキングとなった。
そして今週は惜しくも11位と圏外に落ちてしまったが、加藤清史郎が声の出演を果たしたことも話題になったアニメ映画『おまえうまそうだな』は、前週比94%とほぼ落ちのない興行となった。そして9位が『十三人の刺客』、公開7週目となる『バイオハザード IV アフターライフ』は10位とワンランクずつダウンとなっている。