『ロッキー7』もあり?最後は死ぬところを!?「刃牙」作者との夢の対談でスタローン上機嫌!
現在公開中の映画『エクスペンダブルズ』のプロモーションで来日したシルヴェスター・スタローンと、数多くの強烈なキャラクターたちの登場で人気を博す格闘漫画「グラップラー刃牙」の作者・板垣恵介氏の対談が実現していたことがわかった。対談では、「グラップラー刃牙」の中に『ロッキー』のシーンにオマージュを捧げた場面があることを明かした板垣氏に、スタローンも上機嫌となり、『ロッキー』の次回作『ロッキー7』の話も飛び出した。
まずは、「グラップラー刃牙」で地上最強を目指す数々の死闘を描いてきたとはいえ、『エクスペンダブルズ』でスタローンが見せる激しいアクションにすっかり敬服してしまったことを明かした板垣氏。「今日はお礼を言いたくて来たんです」と切り出し、「グラップラー刃牙」の外伝のワンシーンで、「アポロとロッキーが勝利の後に廊下を歩いていて、二人で挑発し合いながら、スパーリングの準備をして……」という映画『ロッキー3』のラストシーンにオマージュを捧げていたことを明かした。
それを聞いたスタローンは、『ロッキー』から32年後、「その移り変わりや衝撃を映画にしたいと思った」と映画『ロッキー・ザ・ファイナル』の制作に至った経緯を明かし、「同じ俳優(自身)が32年も第一線に立ち続けることは奇跡的なことなんだ」と語るなど、上機嫌で貴重な話を次々と披露した。最後に『ロッキー・ザ・ファイナル』で6作目となる『ロッキー』シリーズに対して、板垣氏が「たぶんロッキーの最高傑作は『ロッキー7』だと思います」と続編に切り込むと、スタローンは「周りもやれといってくる! これ以上何が描けるんだって。確かに期待している人は多くいる。そうだな、最後は死ぬとこでも描こうかな(笑)」と冗談っぽく語った。現在64歳だが、『エクスペンダブルズ』でも板垣氏も感嘆の声を上げるほどの激しいアクションを披露しているスタローン。「ファイナル」と言わず、「死ぬところ」と言わず、これからも「ロッキー」として活躍してほしいところだ。
シルヴェスター・スタローン、板垣恵介氏の対談の模様は10月28日発売の「週刊少年チャンピオン」に掲載
映画『エクスペンダブルズ』は全国公開中