ディノ・デ・ラウレンティスが死去!フェリーニ作品から『キングコング』まで手掛けてきたハリウッドの名プロデューサー
映画界を代表するイタリア出身の名プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティスが11日、ロサンゼルスの自宅で死去した。現在のところ、死因は公表されていないが91歳で亡くなり、プロデューサーとしての70年間のキャリアに幕を閉じることとなった。
ディノ・デラウレンティス製作映画『レッド・ドラゴン』写真ギャラリー
彼はローマで映画製作を学んでいたときに、第2次世界大戦が勃発しために従軍し、帰還した後に本格的に映画製作に関わり始めた。
彼がプロデュースした代表作の中には、イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニの『道』、ルキノ・ヴィスコンティの『異邦人』、70年代に渡米してハリウッドで製作した大作『キングコング』、『コナン・ザ・グレート』などがあり、近年では『ハンニバル』や『U-571』なども手掛けていたほど幅広い作品に携わってきた。
私生活では、イタリアの女優シルヴァーナ・マンガーノと結婚し、4人の子どもをもうけるが、彼女とは1989年に死別。その後、映画プロデューサー、マーサ・シューマカーと結婚して、2人の子どもをもうけている。
これまで彼は、2000年のアカデミー賞でアービング・G・タルバーグ賞、2003年にはヴェネチア国際映画祭功労賞を授与されていた。ご冥福をお祈りしたい。