香川照之の出演映画、監督の自費で劇場公開へ!完成から実に5年!トラブルでお蔵入り寸前!!
2005年の映画完成後、「第9回みちのく国際ミステリー映画祭2005 in盛岡」の正式招待作品でありながら、制作会社のトラブルで公開が凍結されていた香川照之らが出演する映画『オボエテイル』が、監督らの自己負担により、約5年の時を経てついに公開されることが決定した。本作は、盛岡が舞台の作品を書き続けてきたミステリー作家・高橋克彦の直木賞作品「緋い記憶」をはじめ、「遠い記憶」「前世の記憶」の3作品を3人の監督がそれぞれオール盛岡ロケにて映画化したオムニバス映画。2011年1月8日より新宿K’s cinema、横浜ニューテアトルにて公開される。
今回メガホンを取ったのは、映画『スイート・スイート・ゴースト』の芳田秀明、映画『免許がない!』『キリコの風景』の明石知幸、映画『富江VS富江』の久保朝洋という日活撮影所出身のフレッシュな面々。映画『オボエテイル』の公開凍結から5年、2011年1月21日に急きょDVD発売が決定し、DVD化について何も知らされていなかった監督らが「何としても映画館で公開したい!」と一念発起し、公開にかかる経費も自己負担。ついに公開へとこぎ付けた。
映画『オボエテイル』は、『遠い記憶』『前世の記憶』『緋い記憶』の3作品で構成されるオムニバス映画。『遠い記憶』には村上淳、麻生祐未らが出演。新進作家が謎の女性に出会い、子どものころの記憶をよみがえらせるというストーリー。『前世の記憶』は、ク-ルな精神科医役の篠井英介の存在感と、懐かしい昭和時代のミューズ・島かおりと結城しのぶの演技が注目の一作で、頭痛に悩まされた主人公が、恋人の勧めで始めた治療中によみがえった記憶で前世の恐怖に導かれていくというストーリーに。『緋い記憶』は、香川照之の味のある厚い演技が注目のおなじく親しかった少女の家が何故か「空き地」と記されている地図を手渡されたことから始まるミステリー作品だ。5年間、公開凍結となりながら、監督らの思いにより公開にこぎ着けた珠玉のミステリーに注目だ。
映画『オボエテイル』は2011年1月8日より新宿K’s cinema、横浜ニューテアトルにて公開