キャリー・マリガン、『華麗なるギャツビー』リメイク版でデイジー役に決定
映画『17歳の肖像』でアカデミー賞にノミネートされ、女優として乗りに乗っているキャリー・マリガンが、バズ・ラーマン監督が企画している1974年の映画『華麗なるギャツビー』のリメイク版でデイジー・ブキャナン役に決まったと報じられた。
本作は、スコット・フィッツジェラルド原作の同名小説をもとにした作品で、1974年の映画では主人公ギャツビーをロバート・レッドフォード、ヒロインのデイジー・ブキャナンをミア・ファローが演じた。今回のリメイクではレオナルド・ディカプリオがギャツビー役に決まっており、さらにストーリーの語り手となるニック・キャラウェイをトビー・マグワイアが演じる。
当初、デイジー・ブキャナン役にはナタリー・ポートマンやスカーレット・ヨハンソン、ミシェル・ウィリアムズなどハリウッドの実力派女優たちの名前が挙がっていたが、ラーマン監督はウェブサイト「デッドライン」の中で、「デイジー役に関しては、世界で最も才能のある女優さんたちとその役柄について探る素晴らしい機会を得た。みんなそれぞれに役の解釈があり、どれもとても面白いものばかりだった。だが今回の作品については、つい先ほどキャリー・マリガンに電話をかけ、“こんにちは、デイジー・ブキャナンさん”と挨拶したよ」と、キャリー選択の経緯について語っている。
小説「華麗なるギャツビー」は20世紀アメリカ文学の代表作とも評される名作。ラーマン監督は、映画『ロミオ&ジュリエット』でも古典文学の映画化に取り組んでおり、レオナルド・ディカプリオともすでに仕事をしているだけに、今回、キャリーというフレッシュな顔を取り込んだ新たな文学作品の映画化に期待が集まっている。