やはり年下キラー!?紫のドレスの小雪、大人の色香で14歳の少年を悩殺!?「顔が真っ赤になります…」
27日、新宿ミラノ2で映画『信さん・炭坑町のセレナーデ』が初日を迎え、小雪、池松壮亮、石田卓也、柄本時生、小林廉、金澤美穂、平山秀幸監督が舞台あいさつに登壇した。
制作から公開まで2年ほどかかって公開にこぎつけた本作。この日、ようやく初日を迎えるとあって、壇上の登壇者は感無量の表情。紫のシックなドレスを身にまとった小雪は、「すごく長い時間がかかりましたが、ようやく皆さんのもとに届けることができました。九州でこの映画が撮れてうれしく思っています」とコメント。大人の色香で会場を魅了していた。信さんを演じた石田も「なかなか公開が決まらなかったんですが、ぼくはこの映画が、大好きなので感謝しています」と笑顔。さらに、撮影当時12歳だったという、少年時代の信さんを演じた小林も今では14歳になり、「15センチくらい背が伸びました!」というコメントが時の流れを感じさせていた。
本作は、20歳離れた美智代(小雪)に淡い恋心を抱く信さんの物語という側面もあるが、ラブストーリーをあまりやったことがないという石田にとっても緊張だった様子。「しかも相手が小雪さんというとてもすごい人で。そういうお芝居をするのは、すごく緊張しました。撮影初日は風邪ぎみだったんですが、風邪薬をくれたりと、映画に出てくる美智代さんそのもので優しくしてもらいました。すごく素敵な人です」とメロメロなコメント。それは少年時代の信さんを演じた小林もそうだったようで、「(小雪に後ろからギュッと抱きしめられるシーンでは)、こんな美人できれいな人が、ギュッとしてくれて。今だったら、顔が真っ赤かになって、逃げ出してます」とコメントするも、すでに顔は真っ赤に。そんな素朴な小林の様子に会場は笑いに包まれていた。
本作は、昭和30年代の福岡県の炭坑町を舞台に、貧しいながらも明るく必死に生きる人々の日常と、やがて訪れる過酷な運命を描く骨太なヒューマンドラマ。福岡県出身の辻内智貴による原作を、『愛を乞うひと』の平山秀幸監督、劇作家で脚本家の鄭義信が再び組み、力強く生きる人々の魂のドラマを紡ぐ。福岡市内をはじめ、オールロケで映し出されるエネルギッシュな映像が圧巻だ。
映画『信さん・炭坑町のセレナーデ』は新宿ミラノ、銀座シネパトスほかにて全国公開