『スーパーマン』復活はすでにザック・スナイダーに!クリストファー・ノーランの妻が語る
ハリウッド・ヒルズで開かれた映画『インセプション』のDVD&ブルーレイ発売記念パーティー上で、クリストファー・ノーラン監督の妻で本作のプロデューサーでもあるエマ・トーマスが映画『スーパーマン:ザ・マン・オブ・スティール/Superman: The Man of Steel』(原題)はすでにノーラン夫妻の手を離れ、監督のザック・スナイダーのものであると発言をした。
当日はレオナルド・ディカプリオやエレン・ペイジも顔を見せたこのパーティー。ノーラン監督の妻であり、その全作品でプロデューサーを務めるエマ・トーマスも登場し、デヴィッド・S・ゴイヤーが脚本を務め、ノーラン監督自身が製作総指揮として内容に大きくかかわるといわれていた新生『スーパーマン』に関して映画サイトHitFixのインタビューに答え「わたしたちは、もう作品をザックに渡したわ。作品は彼のものよ」と、脚本完成とともに作品の内容については、全てザック監督に一任したともとれる発言をした。
本作に関しては、ノーラン監督が製作総指揮を務めるということで『バットマン』シリーズを見事に復活させた彼の手腕がスーパーマンの復活においてどの程度振るわれるのか期待されていたが、エマの発言の真意によっては、予想されたよりザック監督色の濃い映画となりそうだ。
ノーラン監督が本作にかかわらない理由としては映画『300』や『ウォッチメン』など、やはりコミック作品を映画として仕上げる手腕が評価されているザック監督を信頼しているというだけでなく、来年公開予定の映画『ダークナイト』続編計画で忙しいためというのが、大きな理由だと考えられる。
しかしながら、ノーラン監督のクリエイティブ・パートーナーともいえるエマが製作を務めることは変わりがなく、さらにほとんどのノーラン作品で作曲を務めたハンス・ジマーも新生『スーパーマン』のスコアを担当することを同パーティーにおいて認めるなど、やはり随所に「ノーラン色」が反映された作品になるのは間違いなさそうだ。