吉川晃司の意味シン発言!「周りが逃げる!」に会場はシンミリ…
9日、歌手で俳優の吉川晃司による中国の人気大河ドラマ「三国志 Three Kingdoms」前篇ダイジェストのナレーション収録が東京テレビセンターで行われ、その様子が公開された。自身も三国志の大ファンだという吉川は、会見後の囲み取材で収録を楽しげに振り返った。
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ナレーション収録後、上機嫌な様子で囲み取材に応じた吉川。「三国志は(内容を)踏まえているところが多かったから、予定の半分ほどの時間で収録ができました」と笑顔で振り返りつつ、三国志の魅力について「男の刹那(せつな)みたいなところを描いているのが最も大きいかなと思います。後は教訓がいっぱいちりばめられているので、人生に役立ってくれることがたくさんあると思いますね」と語った。そこで「吉川さんの人生にはどう役に立った?」という質問が飛ぶと、苦笑しながら「役に立てられていたら、もうちょっと違う(人生の)立ち方をしているかもしれないです」とコメントして報道陣を笑わせていた。
また、三国志にハマったきっかけについては「人生の岐路に立たされたとき、突っ張って生きてきた者としては人に助言を請うことができなかったので、故事の中に生きるヒントを探したから」と遠い目をして明かし、気になるその岐路については「話すとものすごく長いです。自信がなくなった人は、つい他人にすがるような顔になってしまうから、周りが逃げていってしまう。結局、不運は自分が作っているんです」と意味深なコメントを披露。思わず会場はしんみりムードに。
ところが、そこはサービス精神旺盛な吉川。「自分に似ていると思う武将は、小説に出てきても次のページになると死んでいるような人。そういう危うい生き方が好きですね」と改めてロックな生き方を宣言すると「武道館ライブでお客さんが全員甲冑(かっちゅう)を着るとか、面白いですね」と三国志との夢のコラボ構想を笑顔で語った。
「三国志 Three Kingdoms」は95話すべてが本国で視聴率No,1を記録した中国の大河ドラマ。制作費25億円、主要キャスト300名、15万人以上のエキストラを起用し、映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズを手掛けたスタッフによる特殊効果を加え、赤壁の戦いや官渡(かんと)の戦いといった歴史的な対戦を驚異的な映像で描く。吉川がナレーションを務めた前編ダイジェストは第22巻に収録される。
「三国志 Three Kingdoms」は12月10日より前編DVD-BOXが発売(税込み52,500円)、2011年2月2日より後編レンタル開始