ライバル会社のピクサー『シュレック』に協力!?実は仲良し!大ファンと応援!
ドリームワークスの人気アニメシリーズ最終章、映画『シュレック フォーエバー』を、ライバル関係にあると思われていたアニメスタジオ・ピクサーが応援していることが明らかになった。世界を代表するスタジオである両社だが、実は仲良しなのだという。
アニメシリーズとして世界最高の興行成績を上げたとしてギネス記録にも認定されている『シュレック』シリーズもいよいよ完結。その最終章の監督に抜てきされたマイク・ミッチェル監督は、「僕は『トイ・ストーリー』シリーズの大ファンです!」とライバル会社の代表作を絶賛すると、ピクサーとの関係について「僕自身ピクサーにたくさん友達がいて、ドリームワークスはピクサーを応援しているし、ピクサーはドリームワークスを応援してくれている。そういった良い関係が築けているんです」とちまたでささやかれているような敵対関係ではなく、切磋琢磨(せっさたくま)し合う仲であることを強調。本作を制作する上では、ピクサー作品を参考にしたことも明かした。
また、ミッチェル監督は、念願であった宮崎駿監督との対面も果たすことができたといっており、本作には世界最高のアニメーターたちから学んだ多くのことが詰め込まれていることは間違いなさそうだ。初となる3D映画制作には不安もあったようだが、ミッチェル監督が「ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』をかなり早い段階に見せてもらえたんです」と語るように、3D映画の金字塔を参考にした面も多かった様子。また、同時期の映画『ヒックとドラゴン』のスタッフと意見交換をすることもあったようだ。
そうして出来上がった本作は監督をして「この作品でシリーズを終わらせても良いと思える自信のある作品です」と言わしめるほどの出来栄え。先日発表されたアカデミー賞の長編アニメ部門の審査対象作品には、本作と共に『トイ・ストーリー3』『ヒックとドラゴン』なども選ばれており、お互いがお互いを高め合うという関係がうまく機能していることをうかがわせた。実は仲良しだからこそ、素晴らしい作品で競い合うことができているのかも? アニメーション制作現場としては世界最高といっても過言ではない環境で作られた本作は、まもなく日本上陸だ。
映画『シュレック フォーエバー』は12月18日より2D/3D全国公開