米R&B歌手ティーナ・マリーさんがロサンゼルスの自宅にて死去 享年54歳
1980年代のヒット曲「ラバー・ガール」などで知られる、アメリカR&B歌手のティーナ・マリーさんが、現地時間26日(日)ロサンゼルス郊外、パサデナの自宅にて死去したとCNNなどが報じた。享年54歳。
ティーナさんは自宅で死亡しているところを、娘に発見された。睡眠中に亡くなったと見られており、詳しい死因は発表されていない。彼女のパブリシストによれば、彼女は1か月前に、激しい筋収縮と意識喪失を伴う発作に襲われ、救急車で病院に搬送されたことがあったという。
ティーナさんは1956年3月にカリフォルニア州サンタモニカで生まれ、その後主にロサンゼルス近郊の黒人地区で育った。8歳のころからテレビドラマの中でダンスを披露するなど、プロとして活動していて、高校を卒業した後、レコード会社モータウンレコードと契約。ファンク歌手の故・リック・ジェームスに気に入られ、彼の全面的なバックアップにより、1979年にデビューアルバムを発売した。
その後も人気は衰えることはなく、白人のR&B歌手としては異例ともいえる高い評価を得てきた。90年代には、娘の養育のために活動を縮小するも、楽曲をリリースし続け、2005年にはグラミー賞にもノミネートされた。