間寛平の挑戦を映画に!イランの巨匠監督『ラン アンド ラン』が上映!「セリフは言葉がわからないのでアヘアヘだけですよ」
4日、福岡県・中洲のユナイテッド・シネマ キャナルシティで、アースマラソン映画『ラン アンド ラン』上映会&トークショーが行われ、間寛平が登壇した。
地球一周約4万キロを駆け抜ける「間寛平アースマラソン」に挑戦中の芸人・間。彼はこの日の朝に日本に到着したばかりだが、間髪入れずにイベント、会見などをこなした。そしてゆっくりと休む間もなく、午後2時から日本上陸後、初ランを敢行。その足で福岡県の歓楽街・中洲に移動、この日最後のイベントとなる本作の上映会に参加した。
この日上映された映画『ラン アンド ラン』は、日本でも劇場公開された映画『テヘラン悪ガキ日記』『風の絨毯』などで知られるイランのカマル・タブリージー監督が、間のアースマラソンの話を聞きつけて作った作品。彼は、間がイランに入るときに、どんなおもてなしができるだろうかと考え、「このすばらしい挑戦の映画を撮ろう!」と決めたことからこのプロジェクトが始まったと言われている。ストーリーは、イランの小さな村の学校に赴任してきた若い女性教師が、何事にもやる気のない村人にあきれ、村を出て行こうとしたとき、日本から地球一周をしているというランナーが現れるという内容になっている。
この映画について間は、「走っているときに、イランの超有名な監督が僕の映画を撮りたいと言ってくれてね。言葉が分からないですけどいいですか、と聞いたらいいですよということで出た映画です。だからセリフはアヘアヘだけですよ」と冗談交じりにコメントし、会場を笑わせた。
笑いと感動がつなぐ縁の強さなのか、この日の会場には、世界中で間と出会ったという人たちがお祝いに駆けつけていた。客席にその姿を見つけるたびに、「あ、来てくれたの!」と驚く間だった。中でもアリゾナで出会ったという8歳の少女は、「僕を盛り上げる踊りを踊ってくれたんや。サンフランシスコで治療を受けて落ち込んでいたときに、会いに来てくれたんや」と少女を紹介。「おいでおいで、踊ってみて」と促され、ステージに上がった少女が、間のギャグ「チャチャマンボ」のリズムで「おかえりなさい」と言いながらキュートなダンスを披露。会場は温かい笑いに包まれ、拍手大喝采となった。その他、会場には中国の青島からやってきたという男性客も来場するなど、間の人柄の良さが伝わるようなトークショーになった。(取材・文:壬生智裕)