ホームレスから一夜にして有名人に!ネットが生んだスターは神の与えた美声の持ち主だった!
アメリカ・オハイオ州コロンバスでホームレスとなっていた53歳の男性、テッド・ウィリアムズさんのラジオDJ顔負けの美声が、動画投稿サイトYouTubeなどで紹介され、今全米注目の的となっている。
テッドさんはコロンバスの路上で「神の与えた声」と書かれたダンボールを手に持ち、道行く人々にその美声を披露して日銭を稼ぐ毎日を送るホームレスだった。そんな彼に注目した地元新聞コロンバス・ディスパッチ紙が彼を取材。その美声とともにビデオに収められた映像を、同紙のウェブサイト上で公開した。
みすぼらしい見た目のテッドさんから発せられる、よく通る渋い美声はすぐさま話題となり、その動画がYouTubeにコピーされると、ツイッターやFacebookなどを通じて話題はさらに沸騰。テッドさんにはCBSやCNNといった主要ニュースチャンネルをはじめ、テレビのトークショーなどからの出演依頼が殺到したという。また、NBAクリーブランド・キャバリアーズなど、いくつかの企業からは、その声を使ったナレーションやアナウンスなどの仕事のオファーが引きも切らないということだ。
まさに一夜にしてスターとなったテッドさんだが、その過去は決して明るいものではなかったようで、ウェブサイトThe Smoking Gunでは、飲酒やドラッグ使用に関連した彼の犯罪歴を紹介。逮捕時に警察で撮影された、10枚以上にわたる彼の顔写真が掲載されている。テッドさんも、NBCの有名トークショー、トゥデイ・ショーに出演した際、麻薬と酒に溺れていた自分の過去を認め「わたしの人生は最悪な方向に向かってしまった」と語っている。ただ、そんな彼の過去を責め立てるような声は少ないようだ。
かつては放送学校に通っていて、いつか声を生かした仕事したいと思っていたという彼の人生は、インターネットをきっかけに、まさに今スタートを切ったといったところだろうか。