バズ・ラーマン監督、『華麗なるギャツビー』リメイク版は3Dに?ファンからは反対の声も
1974年の映画『華麗なるギャツビー』のリメイク版が、3Dで製作される可能性が出てきた。監督のバズ・ラーマンは、ラスベガスで行われたコンシューマー・エレクトロニック・ショーに出席し、映画における新しい技術の発展について語る会に参加したが、そのさい、増えつつある3D映画の技術を称えるとともに、新作を3Dで作ることを考えているとコメント。さらに、ロサンゼルス・タイムズ紙がこの会の舞台裏でのラーマン監督のコメントとして、新作で3D技術を使うことを楽しみにしていると報じている。
昨年は超大作『アバター』や『アリス・イン・ワンダーランド』など数々の作品が3D製作され、今年の映画界もその流れは止まっていないが、一方で『華麗なるギャツビー』の3D化には反対の声も。スコット・フィッツジェラルドの原作はニューヨークの高級地を舞台にしたドラマで、アクションやファンタジーの壮大な世界、というより、人間関係がうずまく大人の物語であるだけに、原作のファンやフィッツジェラルドのファンからは、「どのシーンで3Dを使うのか?」という疑問も。ラーマン監督は、3D製作はまだ決定段階ではない、ということだが、3D技術が主流になりつつあるハリウッドで、本作がどんな形で製作されるのか気になるところだ。