宮崎あおい、堺雅人「篤姫」以来再び夫婦役に!「ツレうつ」映画化!!
藤原紀香と原田泰造の共演によりテレビドラマ化されたことも記憶に新しい細川貂々の漫画「ツレがうつになりまして。」が、NHK大河ドラマ「篤姫」の夫婦役が評判だった宮崎あおいと堺雅人の共演で映画化されることが発表された。2人が夫婦を演じるのは2年半ぶり。映画『半落ち』の佐々部清監督が2人の新しい夫婦像を紡ぐ。
夫のうつ病と向き合って暮らした実話を、イラストを交えてつづった細川貂々の漫画「ツレがうつになりまして。」。今回、NHK大河ドラマ「篤姫」で、短い夫婦生活でありながら、あたたかいきずなで結ばれた2人を演じた宮崎あおいと堺雅人の2年半ぶりの共演で映画化されることが発表された。宮崎は、「篤姫」のクランクアップ時、お祝いに訪れた堺を目にすると泣き崩れ、「堺さん、大好きでした」とコメントしたことも話題になったが、今回の共演についても、「堺さんとは約2年半ぶりにお芝居ができるので、そこからまた新しい何かが生まれることをとても楽しみにしています」と喜びを隠し切れない。堺も「宮崎あおいさんとは久しぶりの共演で、しかもまた夫婦役。とても楽しみです。大河の時とはまた違った夫婦になるでしょうが、ご覧になった方々があたたかい気持ちになれるよう、がんばりたいと思います」と再び観客をあたたかい気持ちに包む意欲を語ってくれた。
映画『ツレがうつになりまして。』では、堺雅人が演じる「ツレ」こと高崎幹夫は、几帳面で生真面目なサラリーマン。宮崎はそんなツレに甘え売れない漫画を描いて好きに生きていた「ハルさん」こと高崎晴子を演じる。ある日幹夫が心因性うつ病を発症したことから、晴子が奮起。2人の生活に変化が訪れていく。宮崎は「原作の画をまねて描いてみたりしながら、ツレうつの現場を想像して、ウキウキしています」とすでにハルさんになりきっている様子。一方の堺は、「『うつ病』については、僕はこれまでほとんど何の知識もありませんでした。たくさんの方が苦しんでいる病気のわりに、よくわかっていないことも多いということです。この作品をきっかけに、いろいろ勉強したいと思っています」といつも役づくりのための勉強に余念がない堺らしい意気込みを語る。
撮影は1月9日より開始されており、2月上旬にクランクアップ予定の本作。『半落ち』で愛する者の死を通し、生きる意味を問うヒューマンドラマを見事に映画化した佐々部清監督により描かれる宮崎と堺の新たな夫婦像に、期待は高まるばかりだ。
映画『ツレがうつになりまして。』は2011年秋全国公開予定