スティーヴ・マックィーン主演『ブリット』のピーター・イエーツ監督死去
スティーヴ・マックィーン主演の映画『ブリット』などのピーター・イエーツ監督が現地時間1月9日、イギリスのロンドンにて死去していたことがわかった。81歳だった。
1929年、イギリスのハンプシャー州に生まれたイエーツ監督は、編集マンとして映画界のキャリアをスタートさせた。その前は舞台役者として活動し、レーシングカーのドライバーを務めていたこともあったという。その後トニー・リチャードソン監督の映画『蜜の味』やJ・リー・トンプソン監督の『ナバロンの要塞』などの助監督を務め、1963年のミュージカル作品『太陽と遊ぼう!』で監督デビュー。1967年に監督した『大列車強盗団』では、その見事なアクション演出が評価され、スティーヴ・マックィーンがサンフランシスコを舞台に壮絶なカーチェイスを繰り広げる映画『ブリット』を演出した。
その後青春映画の傑作と名高い1979年の映画『ヤング・ゼネレーション』ではアカデミー賞最優秀監督賞にノミネート。1983年にも『ドレッサー』で同賞にノミネートされた。他にも多くの作品を監督し、2000年代に入っても、テレビ映画の演出などを手掛けていた。