大地真央、お気に入りの芸人はサバンナ!「コメディエンヌが最高の褒め言葉」と女優魂告白!
ファンタジー大作『ナルニア国物語』シリーズで白い魔女の日本語吹き替えを担当している女優の大地真央がインタビューに応じ、第3弾となる最新作『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』の感想から役柄への思い、そして女優業のみならず幅広いジャンルで活躍の場を広げている現在の心境を明かした。
映画『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』写真ギャラリー
シリーズ中、初めて3Dとなっている本作について「とにかく迫力満点で美しい。それでいて、人間ドラマの部分もきちんと描かれているので、幅広い年齢層の方が楽しめるはず」と魅了された表情で語る大地。今回も白い魔女を迫力たっぷりに演じているが「(魔女役の)ティルダ・スウィントンさんがすごくいい演技をされているので、そのイメージを壊さないよう心掛けています。今回はいつもの怖さ、クールさに、誘惑するような感じをプラスして演じました」とアフレコを振り返った。すでに数年来の付き合いであるこの白い魔女について「怖くてクールですけど、ちょっと孤独感もある。何か不思議な魅力を持つ、かっこいいキャラクターだと思います」とすっかり愛着がわいている様子だった。
そんな孤高の魅力を持つ白い魔女と同様に、タカラジェンヌ出身の大地も、かつては舞台を中心に活躍するどこか近寄りがたい、クール・ビューティーな女優というイメージが強かった。しかしここ数年は本作のような洋画アフレコをはじめ、バラエティーやお笑い番組にも積極的に出演し、コミカルな面も見せながら幅広く活躍している印象だ。
「昔よりは(仕事のジャンルに対して)柔軟になったというのは確かです。今はその状況を楽しんでいる自分がいますね」とその理由を明かした後「でも、わたしの舞台を観てくださっている方は、(コミカルな面を見せても)そんなに驚かないかもしれません(笑)。もともとわたしは人物を演じるとき、その人が持つおかしさ、人間くさい部分を表現して笑わせるシーンを必ず入れたいタイプ。『笑い』って一番難しいし、笑えないと泣けない。『コメディエンヌ』という言葉が、女優に対する最高の褒め言葉だと思っていますし、これからも人物を演じる上で、そのセンスを忘れないようにしていきたい」と表現者として「笑い」という要素をとても大事にしていることを明かしてくれた。
ちなみに、そんなユーモアセンスを大切にする大地に、現在お気に入りのお笑い芸人は誰か聞くと「番組で共演しているサバンナのお二人には好感を持っています。ほかにも、今は多才でかっこいい方たちがいっぱいいますね」とのこと。そして自身の今後について「わたし、長く生きていますけど(笑)、考えるとやったことのないものがまだいっぱいあるんです。ほかの洋画のアフレコもまた機会があればやりたいし、これからもいろんなことに挑戦していくつもりです!」とさらなる飛躍を誓った。今後も新たな面をどんどん見せてくれそうな大地から目が離せない。
『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』はC・S・ルイスの児童文学を映画化したファンタジー・アドベンチャー、『ナルニア国物語』シリーズの第3章。親せきの家に預けられたペべンシー兄妹が帆船の絵の中に吸い込まれ、再びナルニア国へと冒険に繰り出していく。
映画『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』は2月25日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開