日本マンガ、全米図書館の10代向け推薦書に選出!「タッチ」のあだち充や岩岡ヒサエのほか、オノ・ナツメの作品も!
全米図書館協会内のヤングアダルト図書館サービス協会が選出した「10代向けの推薦グラフィック・ノベル」に、岩岡ヒサエのマンガ「土星マンション」が日本勢として唯一トップ10入りしたことが明らかになった。ほかにもあだち充の「クロスゲーム」などが選ばれている。
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今回のリストは、12~18歳の青少年にオススメしたい、高クオリティーのグラフィック・ノベルをヤングアダルト図書館サービス協会が選んだもの。作成が始まった2007年以来、ハリウッド・リメイクが企画されているマンガ「DEATH NOTE」など日本マンガは毎年ランクインしている。今年は、人類が空中マンションに住む近未来を描いたSFマンガ「土星マンション」が日本勢として唯一のトップ10入りを果たした。同マンガは2011年1月現在、6巻まで刊行されており、アメリカでもすでに2巻までが発行されている。
そのほかにも日本マンガは、「タッチ」で知られるあだちの「クロスゲーム」、オノ・ナツメ、安藤なつみ、緑川ゆきなどが選出されており、選ばれた63作のうち、約2割を日本マンガが占めるという結果に。近年は北米やヨーロッパでも日本マンガの翻訳紹介が進んでおり、今後もこの傾向は続くものと見られている。
本リストを選出した委員会メンバーは、「今年も多くの優れたタイトルが出版されました」と始まるあいさつの中で「このリストに含まれている作品は、ジャンルや設定に縛られない作品ばかりです。全米の司書が、このリストを有効活用してくれることを望んでいます」と記している。もしかしたら、そのうちアメリカ中の図書館で日本マンガを楽しめるようになるかもしれない。